モノアゾとは? わかりやすく解説

アゾ化合物

(モノアゾ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/19 15:12 UTC 版)

アゾ化合物(アゾかごうぶつ、azo compound)とは、アゾ基 R−N=N−R' で2つの有機基が連結されている有機化合物の総称である。アゾベンゼンなど、芳香族アゾ化合物には色素となるものが多くアゾ染料として有用で、その他にもアゾ顔料として有用なものがある。

アゾ基

アゾ基(トランス)

-N=N- の形で表される 2価の置換基をアゾ基 (azo group) と呼ぶ。下記のように、トランス型とシス型の構造異性がある。電子求引基としてはたらく。

合成

芳香族アゾ化合物は、ジアゾニウムと電子豊富な芳香環との間で起こるジアゾカップリングで生成する。

ほか、アゾキシ化合物の還元や、ヒドラジンの酸化で対応するアゾ化合物が得られる。

反応

アゾ化合物にはシス-トランス立体異性体が存在し、光や熱の作用で互いに異性化する。機構については記事: アゾベンゼンを参照。

アゾ化合物を水素化すると、対応するヒドラジンが生じる。


モノアゾ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/14 19:15 UTC 版)

アゾ化合物」の記事における「モノアゾ」の解説

黄色のモノアゾ (monoazo) 顔料種類は多いが概して溶剤性に劣る。Color Index には Colour Index Generic NamePigment Yellow 1、Pigment Yellow 3、Pigment Yellow 74Pigment Yellow 65Pigment Yellow 111等が記載されている。Pigment Yellow 3は有機顔料としてはかなり以前開発され顔料であるが、緑味黄を呈する比較不透明な黄色顔料で、その色相コストパフォーマンスから重要な顔料である。Pigment Yellow 65日本ではPigment Yellow 83によって駆逐された傾向見出せ顔料であるが、世界的に依然として重要な顔料である。アリライドイエロー (arylide yellow) とも言う。

※この「モノアゾ」の解説は、「アゾ化合物」の解説の一部です。
「モノアゾ」を含む「アゾ化合物」の記事については、「アゾ化合物」の概要を参照ください。

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