モスクワ正教会の堕落
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 20:31 UTC 版)
「ニーコン (モスクワ総主教)」の記事における「モスクワ正教会の堕落」の解説
いっぽう、動乱時代終了後のモスクワの正教会は、組織を建て直し、ツァーリの庇護のもとで、莫大な所領を持つようになった。1636年、当時の総主教イオアサフ1世に提出されたニジニ・ノヴゴロドの司祭らの嘆願書は、同地の教会での聖職者の無知と怠惰、協会内の風紀の乱れを訴えている。たとえば、司祭や輔祭らが、奉神礼の際、聖歌の何節かを一度に歌って(多重唱、多旋律とも)、早く儀式を終わらせようというものである。また、信徒たちの乱脈な宴会なども非難した。
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