メガリアとは? わかりやすく解説

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メガリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/28 14:53 UTC 版)

メガリア (Megalia) は、大韓民国で物議を醸し続けた過激なフェミニズムコミュニティ・サイト電子掲示板。メガリアの投稿は過度に男性嫌悪的であり、フェミニズム運動という名目の下で男性に対するセクハラと犯罪的投稿が繰り返され、「韓国における女性嫌悪」を男性嫌悪で対処する行為に批判の声も少なくなかった[1][2][3][4]。元々は韓国の2ちゃんねると言える同国最大のインターネットフォーラムDC Inside内に2015年6月初頭に開設されたフェミニズムコミュニティ「マーズギャラリー」のユーザーらが、韓国人男性を「キムチ男」と表現することをDC Inside運営がポリシー違反と判断したことに抗議するために、同年8月6日に独自のフェミニズム掲示板サイトとして開始された[3][4]。しかし、2015年11月に男性同性愛者への嫌悪投稿を削除したメガリア運営の対応へメガリアユーザーらによって批判が起き、2016年1月にメガリア離脱者より派生した更に過激なフェミニズム・男性嫌悪サイトであるWOMADが設立されている。ユーザーの移動が起きたため、メガリア本体は2017年1月に閉鎖された[5]


注釈

  1. ^ 연구자, 윤보라 | 여성학 (2015年11月23日). “[정리뉴스[페미니즘이 뭐길래]1회 메갈리아의 ‘거울’이 진짜로 비추는 것]” (朝鮮語). 경향신문. 2022年4月6日閲覧。
  2. ^ 기자, 신은정. ““XX도 작은데 오므려야지!” 쩍벌남 조롱 도촬 ‘시끌’” (朝鮮語). news.naver.com. 2022年4月6日閲覧。
  3. ^ a b c Q. 韓国で女性嫌悪に対抗するために作られた「メガリア」とはどんなサイトですか?(上)”. もっと!コリア. 2019年9月25日閲覧。
  4. ^ a b c d e f Q. 韓国で女性嫌悪に対抗するために作られた「メガリア」とはどんなサイトですか?(下)”. もっと!コリア. 2019年9月25日閲覧。
  5. ^ RISS 검색 - 학위논문 상세보기”. www.riss.kr. 2022年4月6日閲覧。
  6. ^ “香港当局、隔離拒否の韓国人女性2人を繁華街で確保=MERS感染者の密接接触者”. マカオ新聞. (2015年5月30日). https://www.macaushimbun.com/news?id=10460 2019年9月25日閲覧。 
  7. ^ “【香港】MERS(マーズ)が最初に韓国から飛び火して今回の一連の騒動が始まった香港は!?”. グローバルアジアニュース. (2015年6月7日). http://www.globalnewsasia.com/article.php?id=2040&&country=1&&p=2 2019年9月25日閲覧。 
  8. ^ a b “【連載 韓国の新たな運動(2)】立ち上がる韓国の女性たち 朴藝智(ぱく いぇじ 交差性フェミニスト連帯記) ネットから女性差別と闘う「メガリア」の登場”. 人民新聞.com. (2018年9月14日). https://jimmin.com/2018/09/14/%E3%80%90%E9%80%A3%E8%BC%89-%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%96%B0%E3%81%9F%E3%81%AA%E9%81%8B%E5%8B%95%E2%91%A1%E3%80%91%E7%AB%8B%E3%81%A1%E4%B8%8A%E3%81%8C%E3%82%8B%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%AE%E8%8B%A5/ 2019年9月25日閲覧。 
  9. ^ a b キム・ジェヒ (김재희) (2015年6月23日). “일베도 서럽게 만든, '메갈리아의 딸들' [イルベすら悲痛させた「メガリアの娘たち」]”. オーマイニュース. オリジナルの2015年9月22日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20150922084407/http://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0002120985 
  10. ^ 韓国MERS感染”. イミダス (2016年3月). 2018年10月12日閲覧。
  11. ^ 韓国:あの多かったメガルはどこに行ったのか”. レイバーネット (2019年3月13日). 2019年9月25日閲覧。
  12. ^ ユン・ボラ (윤보라) (2015年11月23日). “(정리뉴스)(페미니즘이 뭐길래)1회 메갈리아의 ‘거울’이 진짜로 비추는 것 [【まとめニュース】【フェミニズムとは何ぞや 第1回】メガリアの「鏡」が実際に照らすもの]”. 京郷新聞. http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=032&aid=0002653137 
  13. ^ 北原みのり、2015、「韓国の女は、立ち上がった」、『週刊朝日』(2015年11月27日号)、朝日新聞出版
  14. ^ 韓国で女性嫌悪に対抗するために作られた「メガリア」とはどんなサイトですか?(上) : 韓国おもしろQ&A”. もっと! コリア(Motto! KOREA). 2022年4月6日閲覧。
  15. ^ “老人・外国人・異性を叩きまくり!? 韓国ネット上で差別発言が止らない!”. 日刊サイゾー. (2015年12月30日). http://www.cyzo.com/2015/12/post_25674_entry_3.html 2018年10月12日閲覧。 
  16. ^ パク・ヘソン (박혜성) (2016年1月15日). “여성 인권' 외치던 '메갈리아'의 정체는?…"소라넷보다 더한 막장 사이트 [「女性の人権」叫んでいた「メガリア」の正体は?..."ソラネット以上のとんでもサイト"]”. アジアニュース (아시아뉴스통신). オリジナルの2016年1月15日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20160115104451/http://www.anewsa.com/detail.php?number=955709&thread=09r02 
  17. ^ “ミソジニー横行する韓国ゲーム業界 女性開発者が「魔女狩り」の標的に”. AFPBB News. (2018年4月26日). http://www.afpbb.com/articles/-/3171872?page=3 2018年10月12日閲覧。 
  1. ^ 男女の社会的立場が逆転した母系社会の世界として描かれている。


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