メイキングDVD
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「狂気 (アルバム)」の記事における「メイキングDVD」の解説
発売30年後の2003年に、当時の映像と現在のメンバーのインタビューを編集したメイキングDVD『ピンク・フロイド/The Dark Side of the Moon』がリリースされた。デヴィッド・ギルモア自身がギター・ワークを再現したり、「走り回って」に於けるシンセサイザーの操作を実演したり、リチャード・ライトが自らピアノ・コードの分析を行ったりするなど、メンバー自身が作成に大きく寄与している。ちなみに2006年のMOJO誌に掲載されたギルモアのインタビューによると、ギルモアとウォーターズはこのメイキングDVD作成時にも両者の意見が対立し、電話で口論となったと語っている。 「走り回って」は、アルバムのクレジット等ではEMSのVCS 3シンセサイザーが使われたと記述されているが、ギルモア及びウォーターズはこのDVDで、VCS 3のコンパクト・バージョンである"Synthi A"(字幕では「Synth EA」と誤記されている)を使ったと解説している。しかし、ギルモアによる再現演奏では、Synthi AKSの鍵盤を用いてシーケンスの音程を指定するシーンがある。なお、同ソフトに収録された製作当時の写真では、ウォーターズがVCS 3を操作し、その横でギルモアがSynthi Aを操作している。しかしながら、これらの3機種の音源部分はほぼ同一であり、本質的な違いはない。
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