ムレナ型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 07:19 UTC 版)
「ムレナ型エアクッション揚陸艇」の記事における「ムレナ型」の解説
ムレナ(1206.1 Murena、NATOコードネームツァプリャ型)は、ソ連、ロシア国内向けである。レベッド型エアクッション揚陸艇(1206 Kalmar)の拡大改良版であった。主任設計師は、S.セミョーノフ。40t以上の積載も可能であるが(E型を運用する大韓民国海軍では、最大50tとしている)、この場合には大幅に速度が低下した模様である。 最初の1隻はフェオドシヤで建造され、1982年より配備が開始された。レベッド型と同様にイワン・ロゴフ級揚陸艦への搭載が可能であったが、より重武装であるために哨戒任務にも使用された。中国との国境の河川配備用として国境警備隊向けにも生産され、1990年代初頭には10隻が配備された。 その後、ソビエト連邦の崩壊に伴って退役が開始された。1995年には3隻が解体され、就役中の艇は存在しなかった。
※この「ムレナ型」の解説は、「ムレナ型エアクッション揚陸艇」の解説の一部です。
「ムレナ型」を含む「ムレナ型エアクッション揚陸艇」の記事については、「ムレナ型エアクッション揚陸艇」の概要を参照ください。
- ムレナ型のページへのリンク