マルクス、エンゲルスの代表的著作
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「マルクス主義」の記事における「マルクス、エンゲルスの代表的著作」の解説
1848年に出版されたマルクス、エンゲルスの『共産党宣言』、および、1867年に第一巻初版が出版された『資本論』が最も有名な著作である。エンゲルスの『空想から科学へ』は、マルクスが「科学的社会主義の入門書」と評した。マルクスの『経済学批判』は、序文に唯物史観の公式と言われる文章が含まれている。マルクスの『フランスにおける階級闘争』『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』『フランスにおける内乱』は、唯物史観に基づく現実の政治の分析として、フランス三部作と呼ばれる。国家論に関してはマルクスの『フランスにおける内乱』のほか、マルクスの『ゴータ綱領批判』とエンゲルスの『家族・私有財産・国家の起源』が重要な著作とされる。マルクスの「ヘーゲル法哲学批判序説」と「ユダヤ人問題によせて」は、彼がヘーゲル左派の一員だった時期に書かれた。そこから脱却する過程で書かれた草稿である「経済学・哲学草稿」および「ドイツ・イデオロギー」は、死後に出版され、前者が疎外論、後者が物象化論に関する重要著作となった。同時期の草稿「フォイエルバッハ・テーゼ」はエンゲルスが『フォイエルバッハ論』に付録として収録したことで有名となり、その言葉はロンドンにあるマルクスの墓に刻まれている。
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