マルキョク【Melekeok】
マルキョク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/07/10 15:00 UTC 版)
| マルキョク Melekeok |
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| 位置 | |||
マルキョク
マルキョク (東南アジア)
マルキョク
マルキョク (パラオ)
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| 座標 : 北緯7度30分2秒 東経134度37分27秒 / 北緯7.50056度 東経134.62417度 | |||
| 行政 | |||
| 国 |  パラオ |
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| 州 | マルキョク州 | ||
| 町 | マルキョク | ||
| 地理 | |||
| 面積 | |||
| 町域 | 28 km2 | ||
| 人口 | |||
| 人口 | （2010年現在） | ||
| 町域 | 560人 | ||
マルキョク（パラオ語: Melekeok、[məˈleɪkeɪ.oʊk]）は、パラオ共和国のマルキョク州にある同国の首都である[1][2]。パラオ最大の島、バベルダオブ島の東岸に位置する。
2006年10月7日、マルキョクの中心部から2 km程北西のンゲルルムッドの集落に政府が移転し、マルキョクはコロールに代わって同国の首都となった[3]。駐日パラオ共和国大使館特命全権大使によると、首都移転の理由としては、コロールの人口過密解消と経済機能の分散のほかに、土地が政府に無償で提供されたことが挙げられている[4]。現在国会議事堂が建っている首都エリアは、連邦直轄地であるアメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.と同様に、共和国政府所管の国有地である[4]。
かつてコロールに日本の南洋庁の庁舎が置かれ、マルキョクをふくむ島民から慣習法[5](『南洋群島々民旧慣調査報告書』)や伝承[6](pp24-110)の聞き取りなどを行った。1920年代から写真による記録がある[9]。
地理
マルキョクは同名の州の7つの自治体のひとつ。州は面積28 km2、北はンギワル、南はンチェサルに接する[10]。
国会議事堂を置いたンゲルルムド地区（Ngerulmud）は国有地である。
自然
パラオ最大の淡水湖はガルドック湖[11]と呼ばれ、マルキョク州にある。CITES附属書I収載のイリエワニ（Crocodylus porosus）の生息地だが繁殖個体は少ない[11]。湿地に見られる鳥類には固有種ほか以下を含む。
- アカオウギビタキ Rhipidura lepida[12]
- パラオムナジロバト Gallicolumba canifrons[13]
- ヒメヒラハシ Myiagra erythrops[14]
- ホリイヒメアオバト Ptilinopus pelewensis[14]
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ガルドック湖の眺め -
アカオウギビタキ -
パラオムナジロバト -
ヒメヒラハシ -
ホリイヒメアオバト
行政区画
州都マルキョクは同名の州の7つの自治体のひとつ。
- マルキョク
- エルトング（Ertong）
- ゲブルチ（Ngeburch）
- ゲレメチェルチ（Ngeremecheluch）
- ゲレメレチ（Ngermelech）
- ゲルべサング（Ngerubesang）
- ゲルリング（Ngeruling）
遺跡
モノリスが発見された。
参考文献
発行年順。「※」印はインターネット公開。
- ※『南洋群島写真帖』再版[7]1冊 (ページ番号なし) ; 27×37cm、ミクロネシア--写真集。
- 31 マルキヨク公学校生徒（パラオ）（コマ番号43）
- 49 パラオ島マルキヨク村ノ道路（コマ番号57）
- ※『南洋群島写真帖 : 南洋庁始政十年記念』[8]71枚 ; 27×37cm、ミクロネシア--写真集。
- パラオ、マルキヨクの海岸（24頁、コマ番号89）
- パラオ昌南木工徒弟養成所（27頁左上、コマ番号99）
- パラオ、マルキヨク公学校（27頁左下、コマ番号99）
- パラオ昌南クラブ（27頁右下、コマ番号99）
- ※『南洋群島々民旧慣調査報告書』[5]468p ; 23cm。慣習法。
- 「パラオ本島マルキヨク、カイシヤル、オギワル、ガラルド、アルコロンに於ける刑事に関する慣習」432頁-。マルキョク村長「テンレー」の供述に基づいてまとめた。
- 「第1編 罪」、「第2編 刑事に関する手続」
- ※『お月さまに昇った話 : パラオ島童話集』[6]
- 「パラオ島の村々の起こり」29-37頁（コマ番号24-28）
- 「マルキョクの山とカイシャルの山の話」38-41頁（コマ番号29-30）
- 「メディベラオ神の話（1）生い立ち」109-頁コマ番号64-30）メグレゲルという神格化されたアオマダラウミヘビが登場する話。マルキョク村ウルトイ島ほかに生息。
- 「お月さまに昇った話」199-201頁（コマ番号109-110）長い話の一節。夫オイットはバカイ鳥（ツカツクリ）で、妻アックドに渡したウドウドはパラオの数種の貨幣のひとつ。その貨幣はバカイと呼ばれた。
出典
- ^ “Palau”. 2012年1月29日閲覧.
- ^ パラオ共和国“République des Palaos” (フランス語). フランス外務省. 2013年1月29日閲覧。
- ^ “Timeline: Palau” (英語). BBC (2009年5月6日). 2009年9月28日閲覧。
- ^ a b ミノル･フランシスコ･ゼイヴィエル･ウエキ閣下（駐日パラオ共和国大使館 特命全権大使） (2011年2月). “大使館訪問記 : 首都移転でゆるやかな変化を見せるパラオ共和国 - 国会等の移転”. www.mlit.go.jp. 国土交通省. 2015年2月7日閲覧。 “2025-05-19”
- ^ a b 江崎政行 著「パラオ本島マルキョク、カイシャル、オギワル、カラルド（ママ）、アルコロンに於ける刑事に関する慣習」、南洋庁 編『南洋群島々民旧慣調査報告書』南洋庁、1939年、413-450頁。NDLJP:1269881。「本書は南洋庁旧慣調査委員南洋庁法院検事江崎政行の調査したるものなり」
- ^ a b 宮武正道、北村信昭「童話と昔話」『お月さまに昇った話 : パラオ島童話集』赤松俊子 絵、エラケサオ・ルルケド（再話、マルキョク村）、アテム・エラケツ（取材協力、ガショール村出身）、国華堂日童社、1943年、24-110頁。NDLJP:1717510。
- ^ a b c 南洋協会南洋群島支部 編『南洋群島写真帖』（再版）南洋協会南洋群島支部、1925年5月。NDLJP:1899639。
- ^ a b c d 南洋庁 編『南洋群島写真帖 : 南洋庁始政十年記念』南洋庁、1932年7月。NDLJP:1899662。
- ^ 「31 マルキヨク公学校生徒（パラオ）」[7](コマ番号43)、「49 パラオ島マルキヨク村ノ道路」[7](コマ番号57)。「パラオ昌南木工徒弟養成所」（27頁左上、コマ番号99）[8](p27)、「パラオ、マルキヨク公学校」（27頁左下、コマ番号99）[8](p27)、「パラオ昌南クラブ」（27頁右下、コマ番号99）[8](p27)。
- ^ “Page de la carte pour la locale [地域の地図]” (フランス語). Mapcarta. 2024年8月11日閲覧。
- ^ a b “Lake Ngardok Nature Reserve”. rsis.ramsar.org. Ramsar Sites Information Service. 2025年5月19日閲覧。
- ^ IOC World Bird List Version 6.3 (英語), 21 July 2016, doi:10.14344/IOC.ML.6.3, Wikidata Q27042747
- ^ “Pampusana canifrons (Hartlaub & Finsch, 1872)” (英語). www.gbif.org. 2025年5月19日閲覧。
- ^ a b IOC World Bird List. Version 10.2 (英語), 25 July 2020, doi:10.14344/IOC.ML.10.2, Wikidata Q98069412
関連項目
外部リンク
- 海洋生態学マルキョク州プロジェクト - ウェイバックマシン（2009年8月20日アーカイブ分） - ンガルドック湖自然保護区（1,236エーカー）の永続的な保護を目指して太陽光発電式のビジターセンターと教育センターを建設（2007年1月時点）
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座標: 北緯7度30分2.32秒 東経134度37分26.73秒 / 北緯7.5006444度 東経134.6240917度
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