マリア神学的方法論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 02:28 UTC 版)
研究分野として、マリア神学は、神学の源泉や論法そして基準、そして「使徒信条」まで遡り、そこで公式にマリアになされた宣言を使って論じられる。マリア神学においては、聖書をベースとした疑問点が他より強調されている。カトリック教会のマリア神学において、カトリック教義の全体的な状況と、他の教会の教えについても、考慮に入れられる。第2バチカン公会議で定められた「教会憲章」のマリアに関する章は聖書からの引用が21か所ある。そこにおいては、マリアに関する全体的概念、イエスの誕生及び幼子としてのイエス、いくつかの出来事についてのマリアの役割、そして十字架の下でマリアが受けた使命についてが述べられている。マリア神学的方法論で重要なことは、第2バチカン公会議においてなされたこれらの報告が抽象的な寓話としての価値しか持たないものではなく、歴史的に明かされた事実であるということで、このことについては、ローマ教皇ベネディクト16世が強調している。
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