マネージ拡張C++
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 22:03 UTC 版)
「Microsoft Visual C++」の記事における「マネージ拡張C++」の解説
詳細は「C++マネージ拡張」を参照 マネージ拡張C++ (Managed Extensions for C++、Managed C++) は.NET Frameworkに対応したアプリケーションを作成するため、C++を共通言語仕様CLSに準拠させるために独自の拡張を施したものであり、Visual C++ .NET 2002以降に搭載されている。これに対し従来のC++をマネージ拡張C++と区別する際にはネイティブC++ (もしくはアンマネージC++) と呼ぶ。1つのアプリケーション内にマネージ拡張C++とネイティブC++のコードを混在させることも可能であり、従来のC++で書かれたコードを徐々に.NETへ移行したり、あるいは他の.NET言語からC++で作られたライブラリを使用したり、C++コードから.NET Frameworkのクラスライブラリを活用するなどといったこと(相互運用)を可能にしている(グルー言語)。後継となるC++/CLIの登場により、マネージ拡張C++の使用は推奨されなくなっている。Visual C++ 2005-2013では、非推奨ではあるが互換性維持のため従来のマネージ拡張C++のソースコードもコンパイルオプション「/clr:oldSyntax」を指定することでコンパイルできるが、Visual C++ 2015で廃止された。
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