マヌエル・ヴァリュス・イ・グリナとは? わかりやすく解説

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マヌエル・ヴァリュス・イ・グリナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/14 16:51 UTC 版)

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マヌエル・ヴァリュス・イ・グリナ
マヌエル・ヴァリュスの楽譜への署名
基本情報
生誕 1920年7月21日
スペインバルセロナ県バダロナ
死没 (1984-09-09) 1984年9月9日(64歳没)
スペインカタルーニャ州バルセロナ県バルセロナ
学歴 リセウ高等音楽院
バルセロナ大学
ジャンル オペラ
職業 作曲家
音楽教師
音楽評論家
音楽研究家
担当楽器 ピアノ
ギター
フルート
共同作業者 ジュゼップ・マリア・アズピナス
ジャウマ・ピカス・イ・グイウ
アイタ・ドノスティア

マヌエル・ヴァリュス・イ・グリナ(Manuel Valls i Gorina、1920年7月21日 - 1984年9月9日)は、スペインバルセロナ県バダロナ出身の作曲家・音楽教師・カタルーニャ音楽評論家[1]

経歴

バルセロナ大学で法律を学び、リセウ高等音楽院ではバスク地方出身の作曲家・オルガン奏者著作家のアイタ・ドノスティアから、調律交響楽・作曲技術を教えられた。独自性と審美眼を持って腕を磨き、あらゆるジャンルの楽曲を作り、バルセロナ大学とアドリアー・グアル演劇芸術学校で教鞭をとった。

また彼はバルセロナ、マドリードサンタンデールリェイダトレドグラノリェースなどイベリア半島各地で講演を行った。1971年にはパリフランス放送協会(ORTF)のドラマ、「風のバラ」(La rose des vents)劇中のスペイン系音楽を監修した。カタルーニャ音楽学会のメンバー、カタルーニャ文化評議会の音楽分野の責任者、オムニウム・クルトゥラル(公共文化諮問委員会)のメンバーなどにも名を連ねた。メディア業界では、地元カタルーニャと外国のメディアで音楽批評の記事を執筆。エル・パイス紙カタルーニャ州版の音楽批評も行った。墓地はムンジュイックにある。彼の生前の活動に関する記録と財産はカタルーニャの図書館に保存されている。

画家のチャビエル・ヴァルス・ズビラーの従兄弟である[2]

主な音楽作品


彼の音楽活動で最も有名なのは、ジュゼップ・マリア・アズピナスとジャウマ・ピカス・イ・グイウの作詞で作られた「カン・ダル・バルサ」(Cant del Barça)である。この曲はFCバルセロナの賛歌(アンセム)として1974年から使用され続けており、カタルーニャ社会を代表する対外的シンボルとなっている[3]。1966年の「路上の声」という彼の名義のディスクにバルセロナの青年ミュージカル団による、人気曲「ひげ剃りとカット25セント」のインストゥルメンタル版が収録されている[4]

著作

ヴァリュスは主に雑誌・新聞で音楽評論を行い、多数の音楽批評本を出版している。

  • «La música». Revista de Occidente [Madrid], núm. 8-9, diciembre 1963, pàg. 347-360.

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ «Manuel Valls i Gorina». L'Enciclopèdia.cat.”. Grup Enciclopèdia Catalana. 2019年1月3日閲覧。
  2. ^ «El petit Manuel d'Horta, convertit en primer ministre».”. Diari ARA. 2019年1月3日閲覧。
  3. ^ «Manuel Valls (i Gorina), compositor del 'Cant del Barça”. Vilaweb. 2018年1月3日閲覧。
  4. ^ Espriu, Salvador (1966). «2B: Nas de barraca, Sant Boi!». Concentric 

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