マッキントッシュのコマンドキーについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/26 07:35 UTC 版)
「Appleキー」の記事における「マッキントッシュのコマンドキーについて」の解説
Apple Desktop Bus Keyboard(Apple Ⅱ GS keyboard) 以降から続いたコマンドキーの独特の表示は近年までマッキントッシュシリーズのキーボードに適用されていたが、2007年8月販売の Apple keyboard で、ついにAppleマークが廃止され、代わりに「command」の文字表示とコマンドマークが並んだ表示になった。 Appleマークを廃止した本来の理由は「Apple Ⅱ シリーズの販売終了(1993年)からかなりの年数が経ったため」である。今までコマンドキーに「command」の文字表示がないため「コマンドキーがどれか分からない」という問題が以前から指摘されていたにもかかわらず、Appleが頑としてAppleマークを表示し続けてきたのも元 Apple Ⅱ ユーザーへの配慮だった。 しかし2007年現在で Apple Ⅱ 販売終了から既に14年も経っている上に、Intel CPU 搭載のマッキントッシュ(インテル・マック)において、ソフトウェア Boot Camp を用いて、マッキントッシュ本体で Windows XP、Windows Vista が利用可能になると「Windows のコントロールキーに該当するコマンドキーがどれか分からない」という新たな問題が発生。Appleマークを表示し続けるには限界に達した。そのためAppleは2007年8月販売の新型キーボードのAppleマークを急遽廃止し、代わりに「command」の文字をコマンドマークと併記したといわれている。 ちなみに、マッキントッシュの利用者でコマンドキーのことをAppleキーという者がいるが、Appleキーとは、あくまで Apple Ⅱ の修飾キーの名称であり、マッキントッシュの修飾キーを指す名称ではない。
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