マキシム・ヴェンゲーロフとは? わかりやすく解説

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マキシム・ヴェンゲーロフ

(マクシム・ヴェンゲーロフ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 06:22 UTC 版)

マキシム・ヴェンゲーロフ
Maxim Vengerov
基本情報
生誕 1974年8月20日
ソビエト連邦(現 ロシア)、ノヴォシビルスク
ジャンル クラシック音楽
職業 ヴァイオリニスト指揮者、指導者
担当楽器 ヴァイオリン
レーベル EMI
公式サイト [1]
著名使用楽器
ストラディヴァリウス「クロイツェル」

マクシム・アレクサンドロヴィチ・ヴェンゲーロフロシア語: Максим Александрович Венгеров, ラテン文字転写: Maxim Aleksandrovich Vengerov1974年8月20日 - )は、シベリアノヴォシビルスク出身のロシアヴァイオリニスト指揮者ユダヤ系で、イスラエル在住。

経歴

5歳からガリーナ・トゥルチャニノーヴァに師事した。その後伝説的なヴァイオリン教師ザハール・ブロンに師事し、わずか10歳でポーランドリピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際コンクールジュニア部門で優勝。その後、モスクワやレニングラード(現サンクトペテルブルク)で凱旋コンサートを行い、間もなくロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団や、BBCフィルハーモニックソビエト国立交響楽団と共演した。

1995年に、プロコフィエフショスタコーヴィチヴァイオリン協奏曲のCDにより、グラモフォン賞の年間最優秀賞と、協奏曲部門最優秀賞に輝き、グラミー賞にもノミネートされた。1997年にはアメリカ合衆国各地で華々しい演奏活動に取り組む。現在はロンドン王立音楽アカデミー客員教授を務めている。 使用楽器は1727年製のストラディヴァリウス「クロイツェル」。クリスティーズの競売にかけられたところをチェスキーナ・永江洋子ヴァレリー・ゲルギエフの支援者としても知られる)の援助を受け、購入する。[1]

華麗な技巧と豊かな表現性のヴァイオリン演奏は人気を博したが、2008年から指揮の勉学に専念するため演奏活動の休止を宣言した。[2]2011年から再びヴァイオリンの演奏活動を開始し、2012年2月にはロンドンの王立音楽アカデミー、2020年にはザルツブルク・モーツァルテウム大学の教授に就任した[3][4]

ディスコグラフィ

出典

  1. ^ 947,500ポンドで落札
  2. ^ マキシム・ヴェンゲーロフ、自身の母国語ともいうべきヴァイオリンを置く、と語る - 『タイムズ』紙2008年4月5日の記事(英語)
  3. ^ http://www.ram.ac.uk/ Menuhin Professor of Music
  4. ^ http://www.ram.ac.uk/

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