マイヤールと3ヒンジアーチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/06 05:31 UTC 版)
「ザルギナトーベル橋」の記事における「マイヤールと3ヒンジアーチ」の解説
20世紀初頭に活躍した橋梁技師のロベール・マイヤールは、それまで鉄と石材が主であった橋の材料に鉄筋コンクリートを導入し、近代的なコンクリート橋を多数考案・設計した。マイヤールはこの中でも、橋の中央にヒンジ(蝶番)を持つ3ヒンジアーチに造詣が深く、本橋もこの形式を採用している。施工は90メートル下の谷から仮設部材による支保工を設けて行われた。 本橋のアーチ部材は、中央に設けたヒンジのほか、途中が大きく脹らんだ形状を持つことが外観上の特徴となっている。マイヤールはこの独特の形状について、「橋に荷重(活荷重)が偏って作用したとき、有効に働く形状である」と説明している。
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