マイクロファイナンス機関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/12 21:53 UTC 版)
「マイクロファイナンス」の記事における「マイクロファイナンス機関」の解説
貧しい家庭の主として女性に小口のお金を融資する機関。様々な形態の機関がある。例えば、グラミン銀行のような特殊銀行であるもの、完全な商業銀行であるもの、NGOであるもの、等である。Micro Finance Institution(MFI)の貸付利率は、月に2~7%である。 日本などに比べれば高めの利率水準だが、融資対象者の信用調査や回収を行うためには機関の職員が直接、訪問する必要があるなど、非常にコストがかかる。そのため、貧困の削減とともに事業の持続可能性を重視するMFIが、こうしたコストを賄うために、上述のような利率が必要不可欠なのである。 さらに、もしMFIがない場合には、女性たちが融資を求められる先は、銀行等が利用できない以上、非合法の高利貸しなどしか残されていない。長期にわたって、安定的かつ低利率の融資を求めている彼女たちにとっては、上述の利率のほうがはるかにリーズナブルで魅力的である。
※この「マイクロファイナンス機関」の解説は、「マイクロファイナンス」の解説の一部です。
「マイクロファイナンス機関」を含む「マイクロファイナンス」の記事については、「マイクロファイナンス」の概要を参照ください。
- マイクロファイナンス機関のページへのリンク