ポン・タヴェン派とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 美術用語 > ポン・タヴェン派の意味・解説 

ポン・タヴェン派

読み】:ポン タヴェンハ
【英】:ECOLE DE PONT- AVEN

19世紀後半に、風景画家達がよく訪れていたフランスブルターニュ地方にあるポン=タヴェンという小村に、1880年代後半になって住みついた画家達のグループがあった。その中心人物ゴーギャンであり、彼は1886年88年89年94年の4回にわたって当地訪れている。そして実質的な立役者若きエミール・ベルナールであった印象主義分析的な考え方に対して、彼らは総合主義提唱し、クロワゾニズムの手法を用いた。つまり、太い輪郭線で平面仕切り、平らで単純な色面配置することによって画面をつくり上げることである。このような作風の彼らをポン=タヴェン派と呼ぶが、当地集まった画家達を広く指すこともある。また、彼らはのちのナビ派と共に象徴主義としてとらえられており、より神秘的なルドンモロークリムトアンソールらの世紀末美術との関係も興味深い。ポン=タヴェン派の画家として、上記2人の他にナビ派代表者ポール・セリュジエや、アンリ・モレ、シャルル・ラヴェル、ルイ・アンクタンらの名を挙げることができる。


このページでは「美術用語集」からポン・タヴェン派を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からポン・タヴェン派を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からポン・タヴェン派を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ポン・タヴェン派」の関連用語

ポン・タヴェン派のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ポン・タヴェン派のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
徳島県立近代美術館徳島県立近代美術館
Copyright:徳島県立近代美術館.2024

©2024 GRAS Group, Inc.RSS