ポピュラー音楽への応用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 17:50 UTC 版)
「ファルセット」の記事における「ポピュラー音楽への応用例」の解説
ソウル、ゴスペルなどでは使用頻度の高い歌唱法で、ロックのボーカリストもこの歌唱法を使うこともある。歌謡曲、ニュー・ミュージック、J-POPでもこの歌唱法が使用された例がある。多くの女性歌手は自然にファルセットを歌うことがある(欧米のオペラ、クラシック界においては、女性の声は胸声、ミドルヴォイス、頭声の三種類に区分され、ファルセットは女性には出せないとする見解も強く、多くの場合、女性の発する高音は頭声として理解される)。スキャットのダニエル・リカーリが有名歌手である。ホイットニー・ヒューストンやマライア・キャリーはより高い音域に達するために、たいてい自然な発声からファルセットに切り替えて歌っている。ハワイの歌でもファルセットがしばしば使われており、毎年「ハワイアン・ファルセット・コンテスト」が開かれているほどである。ウイリー沖山はファルセットを使うヨーデル歌手である。 男性シンガーでは、スモーキー・ロビンソン、エディ・ケンドリックス、ラッセル・トンプキンス・ジュニア、ウィリアム・ハート、プリンスやマイケル・ジャクソンは頻繁にファルセットを活用した。また2017年にはダンス&ボーカルユニット・V6が「Can't Get Enough」でファルセットを多用したことも大きな話題となった。
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