ボール2段の場合とは? わかりやすく解説

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ボール2段の場合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/29 15:18 UTC 版)

すっとびボール」の記事における「ボール2段の場合」の解説

ここで、大ボールと小ボール2段場合考える。大ボール質量を m 1 {\displaystyle m_{1}} 、小ボール質量を m 2 {\displaystyle m_{2}} 、大ボールと小ボールが床に衝突する直前速度を v 0 {\displaystyle v_{0}} 、床と大ボール衝突した後の大ボール速度v 1 ′ {\displaystyle v_{1}^{\prime }} 、大ボールと床の反発係数e 0 {\displaystyle e_{0}} とすると、以下の関係が成り立つ。 v 1 ′ = − e 0 v 0 {\displaystyle v_{1}^{\prime }=-e_{0}v_{0}} 次に床と大ボール衝突した直後速度 v 1 ′ {\displaystyle v_{1}^{\prime }} で跳ね上がったボールと、速度 v 0 {\displaystyle v_{0}} で落下するボール衝突する衝突後の大ボール速度v 1 {\displaystyle v_{1}} 、小ボール速度v 2 {\displaystyle v_{2}} とする。運動量保存の法則から以下の関係が成り立つ。 − m 1 v 1 ′ − m 2 v 0 = m 1 v 1 + m 2 v 2 {\displaystyle -m_{1}v_{1}^{\prime }-m_{2}v_{0}=m_{1}v_{1}+m_{2}v_{2}} また大ボールと小ボール反発係数e 1 {\displaystyle e_{1}} とすると、 e 1 = − v 1v 2v 1 ′ − ( − v 0 ) {\displaystyle e_{1}=-{\frac {v_{1}-v_{2}}{-v_{1}^{\prime }-(-v_{0})}}} v 1 {\displaystyle v_{1}} と v 2 {\displaystyle v_{2}} について整理すると、 v 1 = m 1 − ( e 0 e 1 + e 0 + e 1 ) m 2 m 1 + m 2 v 0 {\displaystyle v_{1}={\frac {m_{1}-(e_{0}e_{1}+e_{0}+e_{1})m_{2}}{m_{1}+m_{2}}}v_{0}} v 2 = ( e 0 e 1 + e 0 + e 1 ) m 1 − m 2 m 1 + m 2 v 0 {\displaystyle v_{2}={\frac {(e_{0}e_{1}+e_{0}+e_{1})m_{1}-m_{2}}{m_{1}+m_{2}}}v_{0}} ここで理想的にすべての衝突完全弾性衝突起きるとすると、反発係数e 0 = e 1 = 1 {\displaystyle e_{0}=e_{1}=1} となり、以下の式が導くことができる。 v 1 = m 1 − 3 m 2 m 1 + m 2 v 0 {\displaystyle v_{1}={\frac {m_{1}-3m_{2}}{m_{1}+m_{2}}}v_{0}} ⋯   {\displaystyle \qquad \cdots \ } (1-1) v 2 = 3 m 1 − m 2 m 1 + m 2 v 0 {\displaystyle v_{2}={\frac {3m_{1}-m_{2}}{m_{1}+m_{2}}}v_{0}} ⋯   {\displaystyle \qquad \cdots \ } (1-2) m 1 = 3 m 2 {\displaystyle m_{1}=3m_{2}} 、すなわち大ボール質量が小ボール質量の3倍であるとき、以下が成り立つ。 v 1 = 0 {\displaystyle v_{1}=0} , v 2 = 2 v 0 {\displaystyle v_{2}=2v_{0}} つまり「大ボールが小ボールの3倍の質量のとき、大ボール静止し上にあるボールは2倍の速さ跳ね上がるということになる。また初速0で落下させ、空気抵抗などを無視できるとすると小ボール落下開始位置の4倍の高さまで跳ね上がる。 さらに小ボール最大速度を得るには、大ボール比べてボール質量が十分小さいとき、つまり m 1 ≫ m 2 {\displaystyle m_{1}\gg m_{2}} のとき m 2 m 1 → 0 {\displaystyle {\frac {m_{2}}{m_{1}}}\rightarrow 0} 、式(1-1)と式(1-2)適用すると、 v 1 → v 0 {\displaystyle v_{1}\rightarrow v_{0}} , v 23 v 0 {\displaystyle v_{2}\rightarrow 3v_{0}} となり、小ボール跳ね返り後の速度衝突直前速度の3倍、初速0で落下させ空気抵抗などを無視できるとすると小ボール落下開始位置の9倍の高さまで跳ね上がる

※この「ボール2段の場合」の解説は、「すっとびボール」の解説の一部です。
「ボール2段の場合」を含む「すっとびボール」の記事については、「すっとびボール」の概要を参照ください。

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