ホセ・カスティーヨ (投手)とは? わかりやすく解説

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ホセ・カスティーヨ (投手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/10 16:46 UTC 版)

ホセ・カスティーヨ
José Castillo
ニューヨーク・メッツ(DFA)
サンディエゴ・パドレス時代
(2018年7月1日)
基本情報
国籍 ベネズエラ
出身地 カラボボ州バレンシア
生年月日 (1996-01-10) 1996年1月10日(29歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
246 lb =約111.6 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2012年 アマチュアFA
初出場 2018年6月2日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム ベネズエラ
WBC 2017年

ホセ・グレゴリオ・カスティーヨ・トーバーJosé Gregorio Castillo Tovar, 1996年1月10日 - )は、ベネズエラカラボボ州バレンシア出身のプロ野球選手投手)。左投左打。MLBニューヨーク・メッツ傘下所属。愛称は大男を意味するビッグ・デュードBig Dude[1]

経歴

プロ入りとレイズ傘下時代

2012年7月にアマチュア・フリーエージェントでタンパベイ・レイズと契約してプロ入り。

2013年、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レイズでプロデビュー。12試合(先発3試合)に登板して2勝2敗、防御率5.87、25奪三振を記録した。

2014年もルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レイズでプレーし、3試合に登板して防御率3.86、4奪三振を記録した。

パドレス時代

2014年12月19日にレネ・リベラバーチ・スミスジェイク・バウアーズとのトレードで、ウィル・マイヤーズライアン・ハニガンヘラルド・レイエスと共にサンディエゴ・パドレスへ移籍した[2]

2015年は傘下のA-級トリシティ・ダストデビルズ英語版とA級フォートウェイン・ティンキャップス英語版でプレーし、2球団合計で19試合(先発18試合)に登板して4勝2敗、防御率3.74、51奪三振を記録した。

2016年はA-級トリシティ、A級フォートウェイン、A+級レイクエルシノア・ストーム英語版でプレーし、3球団合計で20試合に登板して2勝2敗2セーブ、防御率2.03、49奪三振を記録した。

2017年はまず、シーズン開幕前の2月8日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ベネズエラ代表に選出された[3]。シーズンではA+級レイクエルシノアとAA級サンアントニオ・ミッションズでプレーし、2球団合計で47試合に登板して4勝2敗1セーブ、防御率2.88、59奪三振を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[4]

2018年は開幕をAA級サンアントニオで迎え、AAA級エルパソ・チワワズを経て6月2日にメジャー初昇格を果たした[5]。同日のシンシナティ・レッズ戦でメジャーデビュー[6]。この年メジャーでは37試合に登板して3勝3敗、防御率3.29、52奪三振、12ホールドを記録した[7]

2019年は手の靭帯断裂のため、わずか1試合の登板にとどまった[7]

2020年新型コロナウイルスへの罹患や左広背筋の肉離れのため、シーズン全体を欠場することになった。

2021年3月にトミー・ジョン手術を受け、シーズン全休及び復帰は2022年になる見込みであると報じられた[8]。オフの11月30日にFAとなった[7]

2022年3月13日にマイナー契約で再契約を結んだ[7]。4月にマイナーで実戦復帰し、8月23日にアクティブ・ロースター入り[7]。翌24日のクリーブランド・ガーディアンズ戦で3年ぶりにメジャー復帰を果たした[9]

2023年はAAA級エルパソ・チワワズで開幕を迎えたが、22試合に登板して1勝3敗2セーブ、防御率9.82と苦戦した。7月4日にメジャーに昇格したが、同日のロサンゼルス・エンゼルス戦で1/3回を投げ、2被安打、2四球、4失点と期待に応えられず[10]、7月7日には再びマイナー降格[7]。7月20日にDFAとなった[7]

マーリンズ傘下時代

2023年7月25日に金銭トレードでマイアミ・マーリンズに移籍した[11]。移籍後はAAA級ジャクソンビル・ジャンボシュリンプで14試合に登板、3勝1敗、防御率5.59という成績を残したが、メジャー昇格の機会はなかった。オフの10月5日にFAとなった[7]

ダイヤモンドバックス時代

2023年11月27日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ[12]。シーズン終了後にFAとなる[13]も、2024年11月27日にマイナー契約を再び結んだ[14]

2025年5月1日にA.J.パック故障者リスト入りなどに伴ってメジャーに昇格した[15]。昇格後5試合に登板したが6.1回を投げて3本の本塁打を浴びるなど8失点、防御率11.37と結果を残せず、同月12日にジョーダン・ロウラーの昇格とケンドール・グレーブマンの復帰に伴い、ギャレット・ハンプソンと共にDFAとなった[16]

メッツ時代

2025年5月15日に金銭トレードでニューヨーク・メッツに移籍し、同日中にケビン・ハーゲット英語版と入れ替わる形で40人枠入りし[17]、2日後にアクティブ・ロースター入りした[7]。メッツでは13試合の登板で3ホールドを記録したものの、6月24日のアトランタ・ブレーブス戦で2失点を喫して翌25日にジョナサン・ピンタロ英語版の昇格とブランドン・ワッデルの復帰に伴って、リチャード・ラブレディ英語版と共にDFAとなった[18]

投球スタイル

スライダーフォーシームの2種類で組み立てている[19]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2018 SD 37 0 0 0 0 3 3 0 12 .500 150 38.1 23 3 12 1 3 52 1 0 14 14 3.29 0.91
2019 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 4 0.2 0 0 1 0 1 2 1 0 0 0 0.00 1.50
2022 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 5 1.0 1 0 1 0 0 1 0 0 1 1 9.00 2.00
2023 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 6 0.1 2 0 2 0 1 0 0 0 4 4 108.00 12.00
2025 ARI 5 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 31 6.1 10 3 3 0 0 3 0 3 8 8 11.37 2.05
NYM 13 0 0 0 0 0 1 0 3 .000 58 11.1 16 0 6 0 4 14 1 0 5 3 2.38 1.94
MLB:4年 40 0 0 0 0 3 3 0 12 .500 165 40.1 26 3 16 1 5 55 2 0 19 19 4.24 1.04
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績



投手(P)












2018 SD 37 2 0 0 0 1.000
2019 1 0 0 0 0 ----
2022 1 0 0 0 0 ----
MLB 39 2 0 0 0 1.000
  • 2022年度シーズン終了時

背番号

  • 65(2018年 - 2019年、2022年 - 2023年)
  • 66(2025年 - 同年5月11日)
  • 54(2025年5月19日 - 同年6月24日)

代表歴

脚注

  1. ^ A.J. Cassavell (2018年8月23日). “See the Padres Players' Weekend nicknames” (英語). MLB.com. 2018年11月11日閲覧。
  2. ^ Corey Brock (19 December 2014). “Rays complete eleven-player trade with Padres, Nationals”. MLB.com (Press release) (英語). 2018年11月11日閲覧.
  3. ^ Miggy, Altuve lead loaded Venezuela offense MLB.com (英語) (2017年2月8日) 2018年11月11日閲覧
  4. ^ Dennis Lin (2017年11月20日). “Padres add Brad Wieck, Jose Castillo to 40-man roster” (英語). San Diego Union Tribune. 2018年11月11日閲覧。
  5. ^ Padres' Jose Castillo: Promoted from Triple-A” (英語). CBS Sports (2018年6月2日). 2018年11月11日閲覧。
  6. ^ Cincinnati Reds at San Diego Padres Box Score, June 2, 2018” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年11月11日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i José Gregorio Castillo”. mlb.com. 2025年5月16日閲覧。
  8. ^ Connor Byrne (2021年3月2日). “Jose Castillo To Undergo Tommy John Surgery” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年3月7日閲覧。
  9. ^ Cleveland Guardians vs San Diego Padres Box Score: August 24, 2022” (英語). Baseball-Reference.com. 2025年5月16日閲覧。
  10. ^ Los Angeles Angels vs San Diego Padres Box Score: July 4, 2023” (英語). Baseball-Reference.com. 2025年5月16日閲覧。
  11. ^ Steve Adams (2023年7月25日). “Marlins Acquire Jose Castillo From Padres”. MLB Trade Rumors. 2024年2月8日閲覧。
  12. ^ Diamondbacks Sign José Castillo To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors (2023年11月27日). 2024年11月28日閲覧。
  13. ^ Eddy, Matt (2024年11月6日). “Minor League Free Agents 2024” (英語). College Baseball, MLB Draft, Prospects - Baseball America. 2024年11月28日閲覧。
  14. ^ Diamondbacks Re-Sign Jose Castillo To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors (2024年11月27日). 2024年11月28日閲覧。
  15. ^ Steve Adams (2025年5月1日). “Diamondbacks Place Justin Martinez On 15-Day IL, Transfer A.J. Puk To 60-Day IL” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年5月16日閲覧。
  16. ^ Steve Adams (2025年5月12日). “Diamondbacks Designate Garrett Hasmpson, Jose Castillo For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年5月16日閲覧。
  17. ^ Anthony Franco (2025年5月15日). “Diamondbacks Trade Jose Castillo To Mets” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年5月16日閲覧。
  18. ^ Darragh McDonald (2025年6月25日). “Mets Designate Jose Castillo, Richard Lovelady For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年6月26日閲覧。
  19. ^ Jose CastilloPitching Stat Details”. Baseball Cube. 2018年11月11日閲覧。

関連項目

外部リンク




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