ペタコン
【英】petascale supercomputer
ペタコンとは、ペタフロップス(PFLOPS)級の演算処理性能を有するスーパーコンピュータのことである。特に10PFLOPSを超える処理性能を持つものを指すことが多い。
ペタコンの呼び名は、2000年代半ばに文部科学省と理化学研究所を中心として開始された「汎用京速計算機」の構築計画において登場した。「京速」は秒間1京回、すなわち10PFLOPSの演算処理性能を実現することを示す。汎用京速計算機の構築計画は2006年度から2012年度までの7ヵ年計画としてスタートし、京速コンピュータ「京」として実現された。京は、2011年11月に公表された「スーパーコンピュータTOP500」ランキングにおいて10.51PFLOPSの処理速度を達成し第1位の座を獲得している。
なお、2013年6月に公表された「スーパーコンピュータTOP500」ランキングでは中国の「天河二号」が第1位を獲得しており、その処理速度は33.86PFLOPSとなっている。
参照リンク
理化学研究所 次世代スーパーコンピュータの開発・整備
富士通で働く人たち:松井宣幸(富士通研究所 ペタスケールコンピューティング推進室)
表示装置: | 超短焦点プロジェクター ワイヤレスディスプレイ |
高性能コンピュータ: | オフコン ペタコン ファクトリーコンピュータ サーバー ULP-HPC |
- ペタフロップス級スーパーコンピュータのページへのリンク