ベリーズ文庫とは? わかりやすく解説

Berry's Cafe

(ベリーズ文庫 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/01 03:52 UTC 版)

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Berry's Cafe
URL https://www.berrys-cafe.jp/pc/
使用言語 日本語
タイプ 小説投稿サイト
運営者 スターツ出版
営利性 営利
登録 投稿には登録が必要・閲覧は不要
設立日 2011年10月25日
現状 現在運営中

Berry's Cafe(ベリーズカフェ)は、スターツ出版株式会社が運営する小説投稿サイトである。

概要

ケータイ小説サイト野いちご」の姉妹サイトとして誕生[1]。利用にあたって料金は発生しない。メインのユーザ層は20~40代の主婦やOLといった大人の女性層[2]である。「ケータイ小説サイト野いちご」と同じように恋愛を軸にした小説の傾向が強いが、「Berry's Cafe」の方が年齢設定が高い。利用者達によって毎日更新される投稿作品たちを無料で閲覧でき、書籍化される作品もあるという点は「ケータイ小説サイト野いちご」と共通していて、そのノウハウを生かしたサイトである[1]。書籍化は、現在ベリーズ文庫マカロン文庫で毎月行われている。また、コミカライズされる作品もあり、現在comic Berry'sBerry's Fantasyが掲載の受け皿となっている。

利用登録者は18歳以上に限られているが、大人の読者様に向けて企画を展開しコミュニティ機能を強化するためである[3]。具体的なものとしては性描写についてだが、擬音や喘ぎ声までの表現はセーフで、なおかつストーリー上で必要であるのならば基準をクリアしている[4]。「ケータイ小説サイト野いちご」でも同じ作品を連載する者もいるが、年齢制限なく小学生も閲覧しても安心できるレベルが求められているのでクリアできない作品は公開してはならない[5]。どちらでも言えることだが性シーンが内容の主題となる作品はNGである[4]

2011年のオープン時からPCや携帯電話(フィーチャーフォン/スマートフォン)のウェブブラウザ対応のほか、 後にアプリ(Android版/iOS版)の提供もされている[6]

沿革

  • 2011年10月 小説サイト「Berry' Cafe」オープン
  • 2012年2月 Berry's Books創刊
  • 2012年12月 Berry's Books休刊
  • 2013年4月 ベリーズ文庫創刊
  • 2013年6月 スマートフォンアプリ「Berry's Cafe読書」(略称「ベリカフェ読書」、現在名「ベリカフェ - 恋愛小説アプリ」)リリース
  • 2014年3月 Android版投稿専用アプリ「だれでも作家」リリース
  • 2015年4月 マカロン文庫創刊
  • 2018年9月 Android版投稿専用アプリ「だれでも作家」サービス終了

小説レーベル

Berry's Books

Berry's Books (ベリーズブックス)は、2012年2月25日に創刊された単行本レーベル [7]。「Berry' Cafe」投稿作品の書籍化として大人の女性向け恋愛小説を取り扱う [8]。ベリーズ文庫にリニューアルしたが、それまで刊行された作品は、後にベリーズ文庫で文庫化されたものもあるものの当レーベルのままである。

ベリーズ文庫

ベリーズ文庫(ベリーズぶんこ)は、2013年4月10日に創刊された文庫本レーベル[9]。「Berry' Cafe」の書籍化はBerry’s Booksが行っていたが、単行本の版型よりも、文庫本のほうが昨今の市況にマッチするだろうという判断で、ベリーズ文庫にリニューアルした[10]。「ドキドキする恋、あります。」をコンセプトにしている[2]。創刊当初から刊行しているオフィスラブなどの現代が舞台の作品は、ピンク色の背表紙をしている。他に、2017年5月刊行分からヒストリカルものなどを扱う背表紙が紫色のベリーズ文庫ラブファンタジー[11]や、2018年9月刊行分から異世界トリップや転生などを扱う背表紙は黄色のベリーズ文庫異世界ファンタジー[12]が加わった。

マカロン文庫

マカロン文庫(マカロンぶんこ)は、2015年4月7日に創刊された電子書籍レーベル[13]。コンセプトは「恋にはいろんな色がある。」で[2]、運命的な出会いにときめいたり、大好きな人から溺愛されるような“ハッピーな恋”、何気ない日常に幸せを感じる“ほのぼのした恋”、届かない想いに胸が苦しくなる“切ない恋”など、さまざまな恋を、気軽に読み切れる短編作品として刊行。

スターツ出版文庫

スターツ出版文庫(スターツしゅっぱんぶんこ)は、2015年12月28日に創刊された文庫本レーベル。Berry's Cafe投稿作品以外に「ケータイ小説サイト野いちご」や「ノベマ!」などからも出版していて、前述の恋愛小説に特化したレーベルであるBerry’s Books、ベリーズ文庫、マカロン文庫と異なり、恋愛小説以外も扱っているライト文芸系レーベルである[14]

コミック誌

いずれも電子コミック誌で、コミックスはBerry's COMICSから発行。コミックスも電子書籍が主だが、紙版で出版されることもある。姉妹誌に「ケータイ小説サイト野いちご」作品を掲載するnoicomiがある。

comic Berry's

comic Berry's(コミックベリーズ)は、2016年8月5日に創刊された電子コミック誌[15]。ベリーズ文庫(Berry’s Books含む)の作品のコミカライズで構成されている[16]。ファンタジー系の作品が発売される前に創刊されていたため、作品の傾向も現代ものである。コミカライズされる際に書籍版からタイトルが変更される作品が多いため、原作を公式サイトでそのまま検索しても見つからないこともある。

Berry's Fantasy

Berry's Fantasy(ベリーズファンタジー)、は2019年9月27日に創刊された電子コミック誌[17]。ベリーズ文庫からのコミカライズで、作品傾向は異世界&ラブファンタジー[18]

脚注

  1. ^ a b オトナ女子が楽しめる!初の本格的小説サイト『Berry’s Cafe 』グランドオープン”. PR TMES. 2011年10月25日閲覧。
  2. ^ a b c Berry's Cafe・ベリーズ文庫”. スターツ出版. 2020年2月27日閲覧。
  3. ^ アンケート回答 ベリーズカフェ-Berry's Cafe-”. Berry's Cafe. 2020年2月27日閲覧。
  4. ^ a b 性描写及び官能表現についてのガイドライン ベリーズカフェ-Berry's Cafe-”. Berry's Cafe. 2020年2月27日閲覧。
  5. ^ 姉妹サイト「野いちご」への作品公開について ベリーズカフェ-Berry's Cafe-”. Berry's Cafe. 2014年12月24日閲覧。
  6. ^ 新・小説投稿サイトオープンのお知らせ”. ケータイ小説サイト野いちご. 2020年2月27日閲覧。
  7. ^ 『Berry’s Books(ベリーズブックス)』創刊のお知らせ”. PR TIMES. 2012年2月25日閲覧。
  8. ^ ベリーズブックス創刊 小説サイトBerry's Cafe”. Berry's Cafe. 2012年2月25日閲覧。
  9. ^ 恋愛小説文庫 新レーベル 『ベリーズ文庫』 創刊のお知らせ”. PR TIMES. 2013年4月10日閲覧。
  10. ^ ◇恋愛小説レーベル、リニューアル詳細発表! ベリーズカフェ-Berry's Cafe-”. Berry's Cafe. 2013年3月4日閲覧。
  11. ^ ベリーズ文庫からラブファンタジーレーベル誕生!”. Berry's Cafe. 2017年4月26日閲覧。
  12. ^ ベリーズ文庫から異世界ファンタジーレーベル誕生!”. Berry's Cafe. 2018年7月10日閲覧。
  13. ^ 電子書籍専用 新レーベル『マカロン文庫』 創刊 4月6日(月)より各電子書店 にて発売開始!”. PR TIMES. 2015年4月7日閲覧。
  14. ^ 野いちご・ケータイ小説文庫”. スターツ出版. 2020年2月27日閲覧。
  15. ^ 電子コミック誌『comic Berry’s』8月5日(金)創刊! 大人気恋愛小説「ベリーズ文庫」がついに電子コミカライズ化。各電子書籍ストアにて配信開始!”. cnet Japan. 2016年8月5日閲覧。
  16. ^ comic Berry's Vol.1 2016年8月5日配信”. Berry's Cafe. 2020年2月27日閲覧。
  17. ^ 電子コミック誌『Berry’s Fantasy』 9/27(金)創刊! 創刊号は各電子書店にて無料で配信!!”. PR TIMES. 2019年9月27日閲覧。
  18. ^ Berry's Fantasy Vol.1 2019年9月27日配信”. Berry's Cafe. 2020年2月27日閲覧。

外部リンク


ベリーズ文庫

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Berry's Cafe」の記事における「ベリーズ文庫」の解説

ベリーズ文庫(ベリーズぶんこ)は、2013年4月10日創刊され文庫本レーベル。「Berry' Cafe」の書籍化はBerry’s Booksが行っていたが、単行本の版型よりも、文庫本のほうが昨今市況マッチするだろうという判断で、ベリーズ文庫にリニューアルした。「ドキドキする恋、あります。」をコンセプトにしている。創刊当初から刊行しているオフィスラブなどの現代舞台作品は、ピンク色背表紙をしている。他に、2017年5月刊行分からヒストリカルものなどを扱う背表紙紫色のベリーズ文庫ラブファンタジーや、2018年9月刊行分から異世界トリップ転生などを扱う背表紙黄色のベリーズ文庫異世界ファンタジー加わった

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