ベネトンB196とは? わかりやすく解説

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ベネトン・B196

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 01:34 UTC 版)

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ベネトン・B196
カテゴリー F1
コンストラクター ベネトン
デザイナー ロス・ブラウン, ロリー・バーン
先代 ベネトン・B195
後継 ベネトン・B197
主要諸元
シャシー カーボンファイバー ハニカム コンポジット
サスペンション(前) プッシュロッド, ダンパー3基
サスペンション(後) プッシュロッド, ダンパー2基
エンジン ルノー RS8/RS8B 67度 V10
トランスミッション ベネトン製 7速 縦置き セミAT
燃料 エルフ
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム マイルドセブンベネトンルノー
ドライバー 3. ジャン・アレジ
4. ゲルハルト・ベルガー
出走時期 1996年
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
初戦 1996年オーストラリアグランプリ
出走 優勝 ポール Fラップ
16 0 0 3
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ベネトン・B196 (Benetton B196) はベネトン・フォーミュラ1996年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー。デザイナーはロス・ブラウンロリー・バーン

概要

前年度のチャンピオンマシンB195をベースに正常進化させたモデル。チーム初のダブルタイトルをもたらしたミハエル・シューマッハフェラーリへ移籍し、シューマッハと入れ替わる形でジャン・アレジゲルハルト・ベルガーを迎えた。デザイナーのバーンは「シューマッハ・スペシャル」的な尖ったマシンから、ドライバーフレンドリーな方向への修正を目指したが上手くいかず、アレジとベルガーはドライビング面で苦戦を強いられることになった。

レギュレーション改訂によりコクピット両脇にプロテクターの装着が義務化された。ベネトンは規格通りにプロテクターをデザインした結果、インダクションポッド周辺の気流が乱れ、エンジンの吸気効率が悪化してしまった。とりわけ、長身のベルガーはヘルメットの位置が高くなるので、コクピット内部を作り変えなければならなかった。

セミオートマチックギアボックスは6速から7速に変更された。

結果的に、この年は1988年以来となるシーズン未勝利に終わる。両ドライバーは健闘を見せたものの、モナコGPではアレジが、ドイツGPではベルガーがそれぞれトップに立つもののマシントラブルによりノーポイントに追い込まれるなど、信頼性の面にも問題が見られた。

スペック

シャーシ

エンジン

  • エンジン名 ルノーRS8/RS8B
  • 気筒数・バンク角 V型10気筒・67度
  • 燃料・潤滑油 エルフ

成績

マシン No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ポイント ランキング
1996 B196 68 3位
3 ジャン・アレジ Ret 2 3 Ret 6 Ret 2 3 3 Ret 2 3 4 2 4 Ret
4 ゲルハルト・ベルガー 4 Ret Ret 9 3 Ret Ret Ret 4 2 13 Ret 6 Ret 6 4




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