プロレスWリーグ 血ぬられた王者とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > プロレスWリーグ 血ぬられた王者の意味・解説 

プロレスWリーグ 血ぬられた王者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/24 08:50 UTC 版)

プロレスWリーグ 血ぬられた王者
監督 野田幸男
製作会社 東映東京撮影所
配給 東映
公開 1968年6月15日
上映時間 58分
製作国 日本
言語 主に日本語
テンプレートを表示

プロレスWリーグ 血ぬられた王者』(プロレスダブリューリーグ ちぬられたおうじゃ)は、1968年6月15日に公開されたプロレスを題材とする日本のドキュメンタリー映画[1][2][3][4]東映東京撮影所製作、東映配給。白黒映画。

野田幸男の監督デビュー作ながら[4][5]、ドキュメンタリーを強調するため、封切時のポスターには野田の名前は明記されなかった[4]

東映で一年後輩の内藤誠は、「私も自分の意志とは関係なく、会社の事情で『これがベトナム戦争だ!』を野田真吉との共同監督でデビューしているため[6][7]、野田氏も本番を撮らせるに当たり、東映が小手調べとして野田氏に監督デビューをさせたのではないか」と述べている[6]

力道山率いる日本プロレスが1959年から開催したプロレスの祭典・ワールドリーグ戦のうち、1968年の第10回大会でのジャイアント馬場キラー・コワルスキー戦を中心に[4]、シリーズ初期での力道山の活躍、豊登吉村道明らの活躍と、スターになった馬場の素顔などを追う[2][4][8]

スタッフ

キャスト

製作

併映の東映1968年夏の超大作『荒野の渡世人』(主演:高倉健・監督:佐藤純彌)の組み合わせ(併映)には、同年春の段階まで梅宮辰夫主演作を予定していたが[3]、『荒野の渡世人』が"ヤマトダマシイ"を強調した内容であるため[3]、急遽、外人レスラーをやっつけるジャイアント馬場の記録(映画)を併映した方が良いと、梅宮の映画を押し出して本作が急ぎ製作された[3]。プロレスのワールドリーグが10周年を迎え、馬場が読売巨人軍投手からプロレスに転向して、ワールドチャンピオンになるまでの過程をドラマチックに描こう、併せてワールドリーグの発展を綴るというコンセプトが打ち出された[9]

同時上映

荒野の渡世人

脚注

  1. ^ プロレスWリーグ 血ぬられた王者”. 日本映画製作者連盟. 2023年1月12日閲覧。
  2. ^ a b プロレスWリーグ 血ぬられた王者 - 文化庁日本映画情報システム
  3. ^ a b c d 「芸能雑音雑記 馬場、梅宮をリング外へ」『週刊読売』1968年5月17日号、読売新聞社、65頁。 
  4. ^ a b c d e 杉作J太郎植地毅「野田幸男監督作品ガイド 文・伴ジャクソン」『不良番長浪漫アルバム』徳間書店、1999年、118頁。ISBN 9784198643546 
  5. ^ 「プロフェッショナル・109 野田幸男」『キネマ旬報』1975年12月下旬号、キネマ旬報社、136頁。 
  6. ^ a b 内藤誠『映画の不良性感度』小学館小学館新書〉、2022年、105–106頁。 ISBN 9784098254231 
  7. ^ flowerwild.net - 内藤誠、『番格ロック』を語る vol.2
  8. ^ 「日本映画紹介 プロレスWリーグ 血ぬられた王者」『キネマ旬報』1968年8月下旬号、キネマ旬報社、85頁。 
  9. ^ 「タウン 映画 〔邦画〕プロレスWリーグ・血ぬられた王者」『週刊新潮』1968年6月29日号、新潮社、14頁。 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  プロレスWリーグ 血ぬられた王者のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「プロレスWリーグ 血ぬられた王者」の関連用語

プロレスWリーグ 血ぬられた王者のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



プロレスWリーグ 血ぬられた王者のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのプロレスWリーグ 血ぬられた王者 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS