プリニウスの『博物誌』
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「スキアポデス」の記事における「プリニウスの『博物誌』」の解説
スキアポデスはプリニウスの『博物誌』ではじめて紹介された。プリニウスは、スキアポデスと遭遇または目撃した旅行者の報告を紹介し、その話を記載した。 プリニウスによれば、スキアポデスについての最初の言及は、彼らをインドにいるとしたクテシアスによるものとされる。プリニウスは次のように記述している(『博物誌』7:2) 彼(クテシアス)は人間の別の種族についても述べている。この種族はモノコリという名で知られ、脚が一本しかないものの、しかし、驚くほど機敏に飛び跳ねることができる。同じ種族はスキアポダエとも呼ばれている。それは彼らは猛暑の時期に背中を下にして寝そべる習慣があり、足の影で日差しから身を守るためである。 スキアポデスの伝説は中世まで残り、セビリャのイシドールスが著書『語源』("Etymologiae")でこの奇妙な生き物について述べている。
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