プファルツ=ノイマルクト家とは? わかりやすく解説

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プファルツ=ノイマルクト家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/28 12:11 UTC 版)

プファルツ=ノイマルクト
Pfalz-Neumarkt
1410年 - 1448年
(国章)
公用語 ドイツ語
首都 ノイマルクト・イン・デア・オーバープファルツ
1410年 - 1443年 ヨハン
1443年 - 1448年クリストフ
1524年 - 1558年ヴォルフガング
変遷
プファルツ選帝侯領から分離し成立 1410年
プファルツ=モスバッハに併合1448年
ヴォルフガングに与えられる1524年
プファルツ選帝侯領に再統合1558年

プファルツ=ノイマルクト家(Pfalz-Neumarkt)は、プファルツ(ライン宮中伯)系ヴィッテルスバッハ家の分家の1つ。ノイマルクト・イン・デア・オーバープファルツ(現バイエルン州オーバープファルツ行政管区の都市)に拠点を置いた。

概要

ノイマルクト城ドイツ語版

1410年神聖ローマ皇帝プファルツ選帝侯ループレヒトの死後、プファルツ系ヴィッテルスバッハ家は4人の息子達の家系に分かれた。ハイデルベルクに拠点を置く次男の選帝侯ルートヴィヒ3世の家系、三男ヨハンに始まるプファルツ=ノイマルクト家、四男シュテファンに始まるプファルツ=ジンメルン家、五男オットー1世に始まるプファルツ=モスバッハ家である[1]

プファルツ=ノイマルクト家の初代、プファルツ=ノイマルクト公ヨハンはカタリーナ・フォン・ポンメルンとの結婚でクリストフ(クリストファ)(1416年 - 1448年)を儲けた。母がエーリク・ア・ポンメルンの妹であった縁により、クリストファはカルマル同盟下のデンマークノルウェースウェーデンの君主となった[2]

1448年にクリストフが嗣子を残さずに早世した為、プファルツ=ノイマルクト家は2代で断絶した。北欧3国では新たにオルデンブルク朝が王位を継承した。父ヨハン以来の遺領はクリストフの叔父であるプファルツ=モスバッハオットー1世が継承し、プファルツ=モスバッハ=ノイマルクトと呼ばれる領邦が成立したが[2]、プファルツ=モスバッハ家もオットー1世の息子オットー2世で断絶し、宗家の選帝侯フィリップが獲得した。

プファルツ=ノイマルクト公

脚注

  1. ^ Benjamin Müsegades (2016年4月13日). “Digitalisat Pfälzische Teilungen”. Historisches Lexikon Bayerns. 2023年5月28日閲覧。
  2. ^ a b Dominik Dorfner (2013年10月4日). “Pfalz-Neumarkt-Neunburg, Herzogtum”. Historisches Lexikon Bayerns. 2023年5月28日閲覧。

外部リンク

  • Territorium von Pfalz-Neumark (1410) map from: Max Spindler/Gertrud Diepolder: Bayerischer Geschichtsatlas, München 1969, p. 21 - プファルツ=ノイマルクト公領の地図

関連項目


プファルツ=ノイマルクト家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 07:08 UTC 版)

プファルツ家」の記事における「プファルツ=ノイマルクト家」の解説

「プファルツ=ノイマルクト家」も参照 神聖ローマ皇帝ループレヒト三男ヨハンに始まる。その妃カタリーナカルマル同盟君主エーリク・ア・ポンメルンの妹であったことから、2人の息子であるクリストフカルマル同盟君主選出されるものの嗣子残さず没したことで断絶カルマル王位オルデンブルク家に、ノイマルクトの遺領同族従兄弟プファルツ=モスバッハオットー2世によってそれぞれ継承された。

※この「プファルツ=ノイマルクト家」の解説は、「プファルツ家」の解説の一部です。
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