ブラジル連邦警察の日本人(Japonês da Federal)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 08:41 UTC 版)
「オペレーション・カー・ウォッシュ」の記事における「ブラジル連邦警察の日本人(Japonês da Federal)」の解説
ブラジル日系警察官ニュートン・ヒデノリ・イシイ(通称ニュートン・イシイ(ポルトガル語版))は洗車場作戦の捜査への協力を呼び掛けるビデオを自撮りし、一躍ブラジル全土で有名人になった。イシイはオデブレヒト社を含む多くの要人を逮捕し、黒いサングラスと黒い防弾チョッキというファッションでブラジル市民の注目をあつめた。その活躍はオペレーション・カー・ウォッシュのシンボルとなり、彼を称えたカーニバルソングが人気となり、イシイを模したマスクや巨大人形がつくられ、人形やマスクをつけた市民がカーニバル時にオリンダの街を練り歩く姿は喝采を浴びた。これは市民が抱く腐敗した警察のイメージの中では珍しいことだったという。 2016年6月、イシイに以前から疑惑が持たれていた(2003年にも自身が逮捕されている)パラグアイ、ブラジル国境での密輸を促進した咎で警察官の公務を失い、4年2ヵ月21日の懲役刑を課する最高裁判決が下された。2016年6月10日、裁判所はイシイに監視用アンクレットの装着を課したが、 第4地域連邦地方裁判所は、満場一致で、公務からの追放を撤回する決定を下した。 これにより、イシイは連邦警察本部で働き続け、 しばらく後、監視用アンクレットが取り外されることとなった。
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