フードファディズムの対象と問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 04:24 UTC 版)
「フードファディズム」の記事における「フードファディズムの対象と問題点」の解説
フードファディズムの対象として取り上げられるものは、いわゆる健康食品、ダイエット食品から砂糖、化学調味料、水道水と幅広く、身体に良いとされるもの、逆に害になるとされるものなど様々である。また、食品業界によるロビー活動を告発したマリオン・ネスルによれば、健康への貢献に対して優れた食品とそうでない食品があるが、食品会社は良い食べもの、悪い食べものはない、自社の商品は悪くないと思わせようとしているということもある。 フードファディズムに対して見て見ぬふりをするわけにはいかないのは、健康被害や詐欺という実害があるからだと指摘されている。実例として、ベル・ギブソン(英語版)という、有機農業で生産された食品のみを摂取することによって末期がんを克服したと称していたオーストラリア人女性が発信していた情報を真に受けた世界中のがん患者が病院での治療を中止して症状が悪化するという騒動が発生したことがある。
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