フランチャイズ店従業員の過労死
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 15:40 UTC 版)
「ファミリーマート (企業)」の記事における「フランチャイズ店従業員の過労死」の解説
2011年4月からファミリーマートの大阪府大東市内のフランチャイズ店舗で勤務していた62歳の男性が、その後2012年4月以降に別の店舗でも勤務するよう店主から命じられた。この男性はその8ヵ月後の12月に作業中に意識を失い脚立から転落死した。この男性と店主との間の雇用契約では、勤務時間は1日8時間とされていたが、実際には過労死ラインを大幅に超える1ヵ月当たり218 - 254時間に及ぶ時間外労働をしていたことが明らかになった。男性の遺族は、男性の死亡原因が過労であるとして大阪地方裁判所に5800万円の損害賠償を求め訴訟を提起。その後2016年12月22日付で、ファミリーマートと店主側が遺族に対し解決金計4300万円を支払うことで和解が成立したことが判明した。直接の雇用関係にないフランチャイズ店の従業員に対し本部が労災に解決金を支払うのは異例の対応とされる。
※この「フランチャイズ店従業員の過労死」の解説は、「ファミリーマート (企業)」の解説の一部です。
「フランチャイズ店従業員の過労死」を含む「ファミリーマート (企業)」の記事については、「ファミリーマート (企業)」の概要を参照ください。
- フランチャイズ店従業員の過労死のページへのリンク