フラマウロ図 (1459年)
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「初期の世界地図」の記事における「フラマウロ図 (1459年)」の解説
フラマウロ図は1457年から1459年にかけて、ヴェネツィアの修道士フラ・マウロが書いた世界地図である。正円の羊皮紙に描かれ、木枠に嵌められている。直径2メートルほどである。 エルサレムを世界地図の中心から外している点で、従来のヨーロッパの地図の慣習から外れている。この地図にはイスラームの影響が随所に見られる。まず、上が南になっている。アフリカは島として認識されており、ザンジバルやモンバサなどのイスラーム系の地名も多い。東洋の情報は東方見聞録を参考にしているものと見られるが、かなり不正確である。「Cimpagu 島」という小島が描かれており、これがヨーロッパの地図に日本が描かれた最初のものと考えられている。
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