フラットロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 03:09 UTC 版)
サーフロックやホット・ロッド・ミュージックの影響が交錯した結果、しばしばガレージロックの初期のサブジャンルとして言及されるフラットロック(Frat rock)と呼ばれるエネルギッシュかつアップビートな音楽スタイルが生まれた。ザ・キングスメン(英語版)が1966年に発表した「ルイ・ルイ」は、シアトルでローカルヒットした後、全米チャートで第1位を獲得し、やがて海外でも商業的な成功を収めた。ザ・キングスメンは、解読が困難な歌詞の中に下品な言葉が使用されているという苦情を受け、連邦捜査局の捜査対象となっていた。 フラットロックは、ザ・キングスメンをはじめとした太平洋岸北西部のアーティストとよく関連づけられるが、他の地域でも盛んな音楽スタイルとなっていた。1963年にはアメリカの他の地域出身のバンドのシングルが全米チャートにランクインし始め、その一例となるミネアポリス出身のザ・トラッシュメンの「サーフィン・バード(英語版)」は、ザ・リヴィトンズ(英語版)がかつて録音した「The Bird is the Word」と「Papa Oom Mom Mow」を融合させた楽曲である。1964年初頭にはインディアナ州サウスベント出身のザ・リビエラズ(英語版)の「カリフォルニア・サン」がヒットを記録した。
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