フナガモとは? わかりやすく解説

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フナガモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 04:25 UTC 版)

フナガモ
 フナガモ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: カモ目 Anseriformes
: カモ科 Anatidae
: Tachyeres
: フナガモ
T. brachypterus
学名
Tachyeres brachypterus
(Latham,1790)
和名
フナガモ
英名
Falkland Steamerduck
Tachyeres brachypterus

フナガモ (舟鴨、学名:Tachyeres brachypterus)は、カモ目カモ科に分類される鳥類の一種である。和名は、大きな足で水を蹴立てて水面を走る様子が、まるで水面を船が走るように見えることからついた。

分布

南アメリカのフォークランド諸島に分布する。

形態

雄は頭部が淡色で頸から下は青灰色。雌はやや褐色がかった体色である。雌雄とも胸から腹および下尾筒までは白色。後頸部に黄色い帯がある。

体はずんぐりとしており、嘴は厚く、足は太く大きい。

生態

海岸やその沿岸に生息する。繁殖期はテリトリーを持ち、雌雄とも侵入者を激しく攻撃する。

食性は動物食で、潜水が巧みで海底の貝類甲殻類を捕食する。

海岸に沿った草地に営巣し、巣の内部に羽毛を敷きこむ。しばしば、ペンギン類の古巣も利用する。1腹5-8個の卵を産み、抱卵期間は28-40日である。抱卵は雌が行うが、その間雄は巣の周囲で見張りを行う。雛が成長するまでは親が付き添うが、幼鳥に成長すると親は自分の子供に対して攻撃を加え、自分たちから引き離してしまう。その後、幼鳥だけが集まり群れを形成する。

本種は翼はあるものの飛翔力は退化しており、飛ぶことはできない

絶滅危惧評価

参照・注釈

外部リンク

参考文献

  • 『世界の動物|分類と飼育 ガンカモ目』、財団法人東京動物園協会、1980年、40頁

関連項目





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