フォーカシング指向心理療法とは? わかりやすく解説

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フォーカシング指向心理療法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/21 16:12 UTC 版)

フォーカシング」の記事における「フォーカシング指向心理療法」の解説

カウンセリングエッセンス抽出する形で生まれたフォーカシングであるが、ジェンドリンはさらにフォーカシングカウンセリング還元する方法体系だてた。それがフォーカシング指向心理療法 (Focusing Oriented Psychotherapy) である。 フォーカシング指向心理療法とは、カウンセリング過程を、クライエントカウンセラー体験過程導いていく心理療法である。つまり、フォーカシング技法使用していても体験過程動かないカウンセリングはフォーカシング指向心理療法ではなくフォーカシング技法一切使用していなくとも、体験過程カウンセリング過程を動かすカウンセリングは、すなわちフォーカシング指向心理療法であるといえる。 ジェンドリンは、フォーカシング指向心理療法においてまず大切なことは、第一にカウンセラークライエント関係性であり、第二傾聴であり、そして第三にようやくフォーカシングくるとしており、クライエント自身無視したような「フォーカシング中心療法になることを再三戒めている。フォーカシング指向心理療法では、クライエント自分のフェルト・センスに触れることを援助するために、フォーカシング技法用いられることがある。それは、何気なくフェルト・センスが感じられるであろうポイントセラピスト指し示す応答から、フォーカシング独特な言い回しそのまま用いた教示まで使用されることがある。 さらに、フォーカシング指向心理療法では、体験過程促進するために、他の様々な流派技法理論導入することができる。それらの技法理論提案し、それがクライエント体験過程に響くようであれば、その技法理論採用し響かないようであれば提案速やかに撤回し傾聴に戻る。そうすることにより、様々な流派理論統合的使用しながらも、クライエント自主性尊重することができるのである

※この「フォーカシング指向心理療法」の解説は、「フォーカシング」の解説の一部です。
「フォーカシング指向心理療法」を含む「フォーカシング」の記事については、「フォーカシング」の概要を参照ください。

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