フォンセカとアロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:09 UTC 版)
「フェルディナンド・マゼラン」の記事における「フォンセカとアロ」の解説
当時、スペインの外洋航海を仕切っていたスペイン宮廷の実力者にロドリゲス・デ・フォンセカという貴族がいた。フォンセカはスペインの植民地の貿易や殖民などの業務を担当する通商院の事実上の最高責任者であり、コロンブスの2回目の航海の準備も担当した人物であった。そのフォンセカの関心事はポルトガルの影響下にない東洋への航路開拓にあった。そのフォンセカに前述の商人アロ(ポルトガルでの地位を失いスペインに移動していた)が接近し、ソリスの後継となる航海者を探していた。フォンセカとアロが最初に見出した者はエステヴァン・ゴメスというポルトガルの熟練の航海者であった。この当時はポルトガル人の航海技術はスペイン人のそれを上回っていて、スペインとポルトガルはライバルにもかかわらずスペインにはポルトガルの航海者が多数雇われていた。
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