フォレスト・ガンプ:オリジナル・サウンドトラック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/14 06:52 UTC 版)
『フォレスト・ガンプ:オリジナル・サウンドトラック[1]』 | |
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Various Artists の サウンドトラック | |
リリース | |
録音 | 1956年–1994年 |
ジャンル | ポップス、ロック、カントリー、ソウル、サイケデリック・ロック、ロックンロール、ロカビリー |
時間 | |
レーベル | ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル |
プロデュース |
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専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
AllMusic | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
NME | 7/10[3] |
フォレスト・ガンプ:オリジナル・サウンドトラック (Forrest Gump: The Soundtrack)は、1994年公開のアカデミー賞を受賞したトム・ハンクス主演の映画『 フォレスト・ガンプ/一期一会 』のサウンドトラック・アルバムである。アラン・シルヴェストリ作曲のスコアについては、別途『フォレスト・ガンプ オリジナル・サウンドトラック (スコア)』として同時発売となった。本作は2001年にジャクソン・ブラウンの「孤独のランナー」とフリートウッド・マックの「オウン・ウェイ」の2曲が追加される形で再発売となっている。
このサウンドトラックの編集について回想し、本映画の音楽プロデューサーのジョエル・シルは次のように述べている。「私たちは、この時代であることがピンポイントでわかる、よく知られた楽曲を使いたかったのです。しかし、と同時に映画の展開の邪魔にならないことが求められました」。シルによると、ロバート・ゼメキス監督は映画で使用される全ての音楽をアメリカのアーティストにするように要請した。というのも、主人公であるフォレスト・ガンプにはそのような音楽しか興味がないと、彼は考えていたからだった。「全ての素材はアメリカンのものであるべきだとボブ(・ゼメキス)は強く信じていたんだ。彼はフォレストがアメリカ以外のものには興味がないと感じでいたんだよ」とシルは述べている[4]。
売上
本作は、ビルボード200アルバム・チャートにおいて、1994年7月30日に34位から7位まで上昇。翌週の1994年8月6日には、7位から3位まで上った。1994年8月13日にピーク・ポジションの2位を記録。1994年9月17日に『ライオン・キング』のサウンドトラックに座を譲るまで、7週間に渡り留まった。『フォレスト・ガンプ:オリジナル・サウンドトラック』は1994年10月14日にチャート圏外に落ちている。カナダでは1994年9月に1週間のみ1位となっている。
曲目リスト
ディスク1
# | タイトル | 作詞・作曲 | アーティスト | 時間 |
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1. | 「Hound Dog (1956年)」 |
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Elvis Presley | |
2. | 「Rebel Rouser (1958年)」 |
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Duane Eddy | |
3. | 「(I Don't Know Why) But I Do (1961年)」 | Clarence "Frogman" Henry | ||
4. | 「Walk Right In (1963年)」 |
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The Rooftop Singers | |
5. | 「Land of 1000 Dances (1966年)」 | Chris Kenner | Wilson Pickett | |
6. | 「Blowin' in the Wind (1976年)」 | Bob Dylan | Joan Baez | |
7. | 「Fortunate Son (1969年)」 | John Fogerty | Creedence Clearwater Revival | |
8. | 「I Can't Help Myself (Sugar Pie Honey Bunch) (1965年)」 |
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The Four Tops | |
9. | 「Respect (1967年)」 | Otis Redding | Aretha Franklin | |
10. | 「Rainy Day Women #12 & 35 (1966年)」 | Bob Dylan | Bob Dylan | |
11. | 「Sloop John B (1966年)」 | Traditional, arranged by Brian Wilson | The Beach Boys | |
12. | 「California Dreamin' (1966年)」 | The Mamas & the Papas | ||
13. | 「For What It's Worth (1966年)」 | Stephen Stills | Buffalo Springfield | |
14. | 「What the World Needs Now Is Love (1965年)」 |
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Jackie DeShannon | |
15. | 「Break on Through (To the Other Side) (1967年)」 | The Doors | ||
16. | 「Mrs. Robinson (1968年)」 | Paul Simon | Simon & Garfunkel | |
合計時間:
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ディスク2
注:ディスク2のトラック12、15は、2001年版コレクターズ・エディションCDで追加されたボーナス・トラックである。
その他使用楽曲
映画で使用されているものの、サウンドトラック盤には入っていない楽曲:
- 「Lovesick Blues」 – Hank Williams
- 「Sugar Shack」 – Jimmy Gilmer and the Fireballs
- 「Hanky Panky」 – Tommy James and the Shondells
- 「Paint It Black」 – The Rolling Stones
- 「All Along the Watchtower」 – The Jimi Hendrix Experience
- 「Soul Kitchen」 – The Doors
- 「Hello, I Love You」 – The Doors
- 「People Are Strange」 – The Doors
- 「Love Her Madly」 – The Doors
- 「Hey Joe」 – The Jimi Hendrix Experience
- 「Where Have All the Flowers Gone?」 – Pete Seeger
- 「Let's Work Together」 – Canned Heat
- 「Tie a Yellow Ribbon Round the Ole Oak Tree」 – Tony Orlando & Dawn
- 「Get Down Tonight」 – KC & the Sunshine Band
- 「Free Bird」 – Lynyrd Skynyrd
ジョン・レノンの「Imagine」は映画の中でその詞が引用されているものの曲自体は使用されていない。
出典
- ^ フォレスト・ガンプ:オリジナル・サウンドトラック (Sony Music Shop) 2024年8月5日閲覧
- ^ Ruhlmann, William. “Original Soundtrack – Forrest Gump”. AllMusic. November 7, 2023閲覧。
- ^ JD (1994年10月22日). “Long Play”. NME: 47 2023年11月7日閲覧。.
- ^ Rice, Lynette (1994年8月14日). “Songs Set the Mood for 'Gump'”. Gainesville Sun 2009年7月3日閲覧。[リンク切れ]
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