フェラーリ・166とは? わかりやすく解説

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フェラーリ・166

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 08:12 UTC 版)

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フェラーリ・166MM
166MMバルケッタ
ボディ
乗車定員 2人
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン 1,995cc 水冷V型12気筒SOHC
変速機 5速MT
サスペンション
前:ダブルウィッシュボーン
後:半楕円リーフ
車両寸法
ホイールベース 2,200mm
車両重量 800kg
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フェラーリ・166は、イタリアの自動車メーカー、フェラーリが製作した自動車である。

166S

フェラーリ・159Sのレース戦績がふるわないため排気量を1,995ccに拡大したモデルで、1948年にフェラーリ166スポルトとしてトリノショーで発表された。ウェーバー(現在はマニエッティ・マレリ傘下)製キャブレター3基を備えている。ギアボックスは5段、最高速度は185km/h。

3台が製作され、1948年クレメンテ・ビオンデッティとジュゼッペ・ナボーネがミッレミリアで総合優勝、1948年イゴール・トルベツコイとクレメンテ・ビオンデッティがタルガ・フローリオで総合優勝、1949年もクレメンテ・ビオンデッティとアルド・ベネデッティが引き続きタルガ・フローリオで連続総合優勝する等華々しい戦績を収めドライバー達にフェラーリの名を広めた。

166スパイダー・コルサ

9台が製作された。

166F2

フォーミュラマシンで、エンジン出力は155馬力/7,000rpm。

166MM

1948年のミッレミリアに優勝したことからそのイニシャルを取って166MMと改名され1948年末から33台または34台が製作された。うち25台がカロッツェリア・トゥーリング製のバルケッタ型である。

シャーシはアウレリオ・ランプレディが設計した。エンジンは125から140馬力。1949年のクレメンテ・ビオンデッティとエットーレ・サラーニがミッレミリアで総合優勝、ルイジ・キネッティとセルスドン男爵ピーター・ミッチェル・トムソンが1949年のル・マン24時間レースで総合優勝している。

市販され、フェラーリが初めて販売した自動車となった。

インター

1949年ロードユーザー向けに115馬力/6,000rpmのスペックで37台または38台が製作された。ボディは当初カロッツェリア・トゥーリングが製作したが、その後ヴィニャーレ製、スタビリメンティ・ファリーナ(Stabilimenti Farina )製、カロッツェリア・ギア製などが用意された。

166MM/53

1953年に13台が製作され、166MMシリーズIIと呼ばれることもある。エンジンは160馬力/7,200rpmにパワーアップしていた。ミッレミリアの2,000cc以下クラスに参戦している。

ボディーは13台のうち9台をジョヴァンニ・ミケロッティデザインのヴィニャーレ製である。ヘッドライトをボディと一体とし、ブレーキ冷却のためフロント・フェンダーを短くし、リア・フェンダーにブレーキ・ダクトを設けた点等が特徴である。

参考文献

関連項目

フェラーリ ロードカータイムライン 1940年代-1960年代  Next ->
タイプ 1940年代 1950年代 1960年代
7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
FR スポーツ 125S 166S 195S 212エクスポート 225S 250MM 250モンツァ 250GT TdF 250GT
SWB
250GTO
159S 250S 250
エクスポート
GT 166
インター
195
インター
212インター 250ヨーロッパ 250GT
ヨーロッパ
250GT
ボアノ
250GT
エレナ
250GT
クーペ
/スパイダー
250GT
ルッソ
275GTB 275GTB/4 365GTB/4
デイトナ
2+2 250GTE 330GT 365GT
MR スポーツ 250LM
GT ディーノ206




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