フェナス石(Phenakite)


Imalo,Madagascar
Be2SiO4 画像の幅約2.5cm、3cm
無色透明な柱状結晶がフェナス石です。
右側の写真は柱状結晶を頭の方から写した写真です。
青色に写っている鉱物はアマゾナイトで、この産地の美しい
組み合わせとなっています。
フェナス石(Phenakite)


Anjanabonoina pegmatite,Vakinankaratra Region,Antananarivo Province,Madagascar
Be2SiO4 画像の幅約1.2cm、2.5cm
無色透明な柱状結晶がフェナス石です。
母岩全体に多くのフェナス石の結晶を観察することができます。
フェナス石(Phenakite)

Mt.Antero,Chaffee Co.,Colorado,USA
Be2SiO4 画像の幅約1.1cm
無色透明なフェナス石の結晶です。
石英と間違われ易い鉱物で、英名はギリシャ語のPhenax(だます者)
から名付けられました。
フェナカイト
(フェナス石 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/29 05:58 UTC 版)
フェナカイト | |
---|---|
![]() |
|
分類 | ケイ酸塩鉱物 |
化学式 | Be2SiO4 |
結晶系 | 六方晶系 |
へき開 | なし |
断口 | 貝殻状 |
モース硬度 | 7.5 ~ 8 |
光沢 | ガラス |
色 | 無色透明 |
条痕 | 白色 |
比重 | 2.97 ~ 3 |
屈折率 | 1.65 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
フェナカイト、フェナサイト、フェナス石、phenakite/phenaciteとは、クォーツやトパーズなどに間違うほどの、無色透明のケイ酸塩鉱物。
概要
ベリリウムのケイ酸塩鉱物でその特質から英語名の由来がギリシャ語のphenax(騙す者、詐欺師の意)とphenakos(騙すの意)に由来する。化学式はBe2SiO4で、ベリル系鉱物の中では唯一、アルミニウムを含有しない。それぞれ同一の鉱物のはずだが、発見場所が異なることにより、別の鉱物だと決めつけられたことにより、英名のつづり方が異なる。トパーズ、ベリル、クォーツなどと共に産出される場合もあり、主な産地はブラジル、ロシア、マダガスカル、ミャンマーなど[1]。
ギャラリー
-
産出した状態
-
結晶
-
フェナカイト
-
結晶構造
関連項目
脚注
フェナス石と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- フェナス石のページへのリンク