フィールドワーク・実地調査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 02:19 UTC 版)
「文化人類学」の記事における「フィールドワーク・実地調査」の解説
数カ月から数年に渡って研究対象となる社会に滞在し、その集団の構成員の一員として生活する参与観察は、《実地調査》の1手法である。フィールドワークには、観察、参与観察、面接《インタビュー》、心理テストなどの手法がある。 フィールドワークにおいてどんな調査結果が得られるかについて、調査する者の価値観、調査対象を好きか嫌いか、調査者と調査対象の間に生まれた関係(ラポール、rapport)、などが関係するところが、文化人類学が持つ課題である。日本に於いて、複数の地をフィールドワークすることが学問的に好ましいが、多くの人類学者は大学院生時に行ったフィールドワークの対象社会を生涯にわたって研究することが多く、それは社会的な制約(大学の講義等)により複数の社会を対象とすることが困難であるからであることが言える。
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