ファンニ・ブラーテとは? わかりやすく解説

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ファンニ・ブラーテ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/30 00:52 UTC 版)

ファンニ・ブラーテ
Hildegard Thorellによるファンニ・ブラーテの肖像画(1918年)
生誕 (1861-02-26) 1861年2月26日
スウェーデンストックホルム
死没 1940年4月22日(1940-04-22)(79歳)
国籍 スウェーデン
教育 Konstfack, スウェーデン王立美術院
著名な実績 絵画
代表作 命名日のお祝い(ごちそう)
Konstvänner

ファンニ・ブラーテFanny Brate1861年2月26日 - 1940年4月24日)はスウェーデンの女流画家である。

パリで学ぶ。主にインテリアを手がけ、絵画では家庭でみられる幸せな情景を描いた[1]

略歴

ストックホルムに生まれた。父親の仕事はスウェーデン王族、ヴェステルイェートランド公爵の家宰であった。ストックホルムの美術学校を卒業し、1879年にスウェーデン王立美術院に入学し、1885年に賞(ロイヤルメダル)をえて、美術院の援助で、外国留学した。1887年にはパリのアカデミー・コラロッシで学んだ。

1887年に学者のErik Brateと結婚し、4人の娘を育てた。1891年スウェーデン芸術家協会の会員となった。

作品

スウェーデン国立美術館は1943年に、収集された彼女の作品の記念展示会を開催したが、そこでは126の作品が展示された。ブラーテは油絵の具と水彩絵の具で絵を描いた。彼女の作品は、スウェーデンの19世紀における中産階級の生活を描写しており、重要かつ文化的な遺産価値を持っている[2]

グスタヴ3世様式は1900年前後のスウェーデンで流行していた家具やインテリアの様式であるが、元々は初期新古典主義ルイ16世様式の影響を受けた、1760-90年代の室内装飾である。ブラーテの1902年の油彩画は、制作当時のグスタヴ3世様式の室内装飾を描き出した代表的な作品の1つである[3]

ギャラリー

『Sov så sött - baby i barnvagn』、1889年。 
『命名日のお祝い(ごちそう)[4]』カンバスに油彩、1902年。 

脚注

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  1. ^ 『カール・ラーション展』45頁。
  2. ^ National Museum exhibition catalogs No. 93
  3. ^ 『カール・ラーション展』44-45頁。
  4. ^ 『カール・ラーション展』51頁。

参考文献





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