ピーター・パン_(2003年の映画)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ピーター・パン_(2003年の映画)の意味・解説 

ピーター・パン (2003年の映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/30 01:02 UTC 版)

ピーター・パン
Peter Pan
監督 P・J・ホーガン
脚本 P・J・ホーガン
マイケル・ゴールデンバーグ
原作 ジェームス・マシュー・バリー
製作 ルーシー・フィッシャー
パトリック・マコーミック
ダグラス・ウィック
製作総指揮 モハメド・アル=ファイド
ゲイル・ライオン
ジョスリン・ムーアハウス
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影 ドナルド・マカルパイン
編集 ガース・クレイヴン
マイケル・カーン
製作会社 ユニバーサル・ピクチャーズ
コロンビア ピクチャーズ
レボリューション・スタジオ英語版
レッド・ワゴン・エンターテイメント英語版
アライド・スターズLtd英語版
配給 ユニバーサル
SPE
公開 2003年12月25日
2004年4月17日
上映時間 113分
製作国 アメリカ合衆国
オーストラリア
イギリス
言語 英語
製作費 $100,000,000[1]
興行収入 $121,975,011[1]
テンプレートを表示

ピーター・パン』(Peter Pan)は、2003年アメリカ合衆国イギリスオーストラリアファンタジー映画原作の舞台劇の初公演から100周年を記念して製作された。

ストーリー

小説家になることを夢見る少女・ウェンディが純粋な子供として過ごす最後の夜、彼女の前にピーター・パンとティンカー・ベル(ティンク)が現れる。ピーターはウェンディをネバーランドの冒険の旅に誘い、彼女は弟のジョンとマイケルと共にネバーランドへと旅立つ。ネバーランドでは、ピーターが戻って来たことを知ったフック船長が大砲を撃ってくるが、ピーターに逃げられてしまう。ウェンディはピーターの隠れ家に向かうが、彼女とピーターの仲に嫉妬したティンクに嘘を吹き込まれたロストボーイたちに矢を射かけられてしまう。矢はピーターに貰ったドングリに当たり無事だったウェンディは、ロストボーイたちにお話を聞かせる母親になる。

一方、ウェンディとはぐれたジョンとマイケルは、タイガーリリーの仕掛けた罠にはまり捕まってしまう。そこにフック船長が現れ三人を連れ去り、ピーターを誘い出すための囮として暗黒城の海に沈めてしまう。人魚たちから話を聞いたピーターとウェンディは暗黒城に向かい、三人を助け出しフック船長と戦う。フック船長はピーターを圧倒するが、フック船長を狙うワニが現れたことで動転した隙を突かれ、ピーターたちに逃げられてしまう。脱出に成功したピーターたちはインディアンたちと宴を開き、ピーターとウェンディはダンスを楽しむ。森の中からその様子を眺めていたフック船長は、ウェンディの一件でピーターに嫌われていたティンクに取引を持ち掛ける。

ウェンディは次第にピーターに好意を抱くようになるが、大人が抱く「愛」の感情を知らないピーターと喧嘩してしまう。ウェンディは一人で小屋に戻るが、海賊たちによって海賊船ジョニーロジャー号に招待される。そこでウェンディはフック船長に諭され、海賊になるように誘われる。隠れ家に戻ったウェンディは海賊になるか悩むが、ジョンやマイケルが両親のことを忘れかけていることを知り、両親のもとに戻ることを決める。ウェンディはピーターやロストボーイたちも一緒にロンドンに来るように誘うが、大人になることを拒むピーターだけはネバーランドに残ると言い張り部屋に籠ってしまう。説得を諦め隠れ家を出たウェンディは、彼女の跡を付けて来たフック船長たちに捕まってしまう。フック船長はピーターを殺すため、ウェンディが置いてきた飲み薬に毒を混ぜて立ち去る。

フック船長に閉じ込められていたティンクは、ジョニーロジャー号から脱出しピーターのもとに向かい、彼に代わり毒を飲んで死んでしまう。それと同時に嵐が発生し、フック船長は「ピーターが死んだ」と喜ぶ。悲しむピーターはティンクを生き返らせようと「妖精はいる」と叫び、ウェンディたちや世界中の子供たちも「妖精はいる」と叫び出し、その言葉を聞いたティンクは生き返る。

フック船長はウェンディたちを殺そうとするが、そこにピーターが現れる。ピーターに助けられたウェンディたちは海賊たちと戦い、妖精の粉を手に入れたフック船長は空を飛びピーターと対決する。フック船長は「ウェンディは大人になり、お前のことを忘れてしまう」「ウェンディの側にいるのは、お前ではなく"夫"だ」とピーターに告げ、それを聞いたピーターは生気を失い、空を飛べなくなってしまう。フック船長は止めを刺そうとするが、ウェンディがキスをしたことでピーターは生気を取り戻し、再びフック船長を圧倒する。そこにワニが現れ、恐怖で楽しいことを考えられなくなったフック船長は空を飛べなくなり、海に落ちワニに食べられてしまう。

フック船長を倒したピーターはウェンディたちをロンドンに送り届け、ウェンディたちと一緒にロンドンに着いたロストボーイたちもダーリング家の家族として迎えられる。ティンクと共にネバーランドに帰ろうとするピーターに対し、ウェンディは「あなたのことを忘れない」と告げ、再会を約束し別れる。

キャスト

※括弧内は日本語吹替

その他

バリーの作品の映画化権を持つコロンビア映画は、この映画と同じ2003年に公開予定だった『ネバーランド』に対し、同じ年に公開するのであれば劇中劇の映像を使用することを許可しないこととした。ミラマックスは劇中劇の映像の使用を条件に、『ネバーランド』の公開を遅らせた[2]

脚注

注釈

  1. ^ 原語では鳴き声だけだが、日本語吹替版では俳優が台詞を当てている。

出典

  1. ^ a b Peter Pan (2003)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2009年9月27日閲覧。
  2. ^ Finding Neverland (2004)”. IMDb. 19 June 2012閲覧。

外部リンク


「ピーター・パン (2003年の映画)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ピーター・パン_(2003年の映画)」の関連用語

ピーター・パン_(2003年の映画)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ピーター・パン_(2003年の映画)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのピーター・パン (2003年の映画) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS