ピュラコスに捕まる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 21:26 UTC 版)
兄弟のビアースはネーレウスの娘ペーローに恋をしたが、ネーレウスは求婚者が多かったので、テッサリアーのピュラコスが何者も近づけない番犬に見張らせている彼の牝牛の群を連れてくることができた者に娘を与えるとした。そこでビアースはメラムプースに助けを求めた。メラムプースはビアースに予言し、自分がピュラコスのところに盗みに入って捕らえられ、1年ばかり経過したときに牝牛を得て戻ってくると言った。そしてその通りに捕まり、牢屋に入れられた。しかしメラムプースが留守の間、ネーレウスが彼の財産を不当に浪費した。それから1年が過ぎようというころ、メラムプースは天井の虫たちの会話を聞き、屋根の梁が虫に食われて今にも崩れ落ちそうだということを知り、ピュラコスに牢屋を変えてくれるように頼んだ。そこでピュラコスが別の牢屋に変えてやると、しばらくしてもとの牢屋が崩れ落ちた。
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