ヒューリスティックの性能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/24 18:52 UTC 版)
「秘書問題」の記事における「ヒューリスティックの性能」の解説
Stein, Seale, and Rapoport (2003)では、秘書問題を解く際に使われる心理学的にもっともらしいヒューリスティクスの成功確率を検討している。彼らが検討したヒューリスティクスは以下のようなものである。 カットオフ規則(CR) 最初の y {\displaystyle y} 人の応募者を採用しない。その後、最初の候補者(そこまでで1位の応募者)を採用する。これは、 y = r {\displaystyle y=r} の CSP の最適ポリシーの特殊ケースである。 候補者カウント規則(CCR) y {\displaystyle y} 番目の候補者を選択する。最初の応募者をスキップするわけではない。単に候補者(それまでの1位)を数えるだけで、応募者の順序を深く考慮しているわけではない。 非候補者の次規則(SNCR) 非候補者(そこまでで1位でない応募者)が y {\displaystyle y} 人出現した後の最初の候補者を選択する。 これらにはいずれも y {\displaystyle y} というパラメータがある。英語版には n = 80 {\displaystyle n=80} のとき y {\displaystyle y} を変化させてそれぞれの最善選択確率を計算した図がある。それによると、CRが最も確率が高く、次が SNCR で、CCR が一番確率が低い。
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