ヒメコウテンシとは? わかりやすく解説

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姫告天子

読み方:ヒメコウテンシ(himekoutenshi)

ヒバリ科

学名 Calandrella cinerea


ヒメコウテンシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 04:14 UTC 版)

ヒメコウテンシ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ヒバリ科 Alaudidae
: ヒメコウテンシ属 Calandrella
: ヒメコウテンシ
C. cinerea
学名
Calandrella cinerea
和名
ヒメコウテンシ
英名
Red-capped Lark


ヒメコウテンシ(姫告天子、学名:Calandrella cinerea)は、スズメ目ヒバリ科に分類される鳥類の一種である。以前はカラフトコヒバリとも呼ばれていた。

分布

ヨーロッパ南部からトルコ、中央アジア、モンゴル、中国北部にかけての地域と、アフリカ東北部から南部で繁殖し、冬季は地中海沿岸、アフリカアラビア半島パキスタンインド西北部に渡って越冬する。

日本では数の少ない旅鳥または冬鳥として渡来する。日本海側の島嶼では、ほぼ毎年観察されるが、それ以外の地域では少ない。越冬例もある。

形態

全長約14cm。スズメよりもやや小さい。背中や翼の上面はやや濃い褐色で、胸の両脇に黒褐色の斑がある。眉斑は淡色。体の下面は淡い褐色。雌雄同色である。

生態

草地や農耕地、海岸などに生息する。

食性は雑食で、地上で昆虫類や草の実を食べる。

繁殖形態は卵生。草の根元などの地上に枯れ草や茎、根などを使って浅い椀状の巣を作る。内部には動物の毛や、鳥類の羽毛を敷いてある。1腹3-5個の卵を産み、抱卵期間は約16日である。抱卵は雌雄で行う。

地鳴きは「ジュン ジュン」「チュン チュン」など。

参考文献

  • 高野伸二他 山渓カラー名鑑『日本の野鳥』、山と渓谷社1985年
  • 五百沢日丸 『日本の鳥550 山野の鳥 増補改訂版』、文一総合出版2004年
  • マイケル・ウォルターズ著、山岸哲監修、『世界「鳥の卵」図鑑』、新樹社、2006年、155頁

関連項目



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