パーミアンス係数
パーミアンス係数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/09 01:59 UTC 版)
あらゆる形の磁石には磁化と磁化の大きさに比例する反対方向の磁場(反磁場)Hdが必ず発生する。この反磁場Hdは下記のように表される。 Hd = -NJ (N : 反磁場係数) このときNは反磁場係数と呼ばれ、磁石(磁性体)の形状によって決まる数値で、反磁場係数Nの代わりに、次式で定義されるパーミアンス係数Pcを使って磁場解析をすることが多い。 Pc = -Bd/Hd 一般的には磁化方向と垂直な断面積が大きいほど、また磁化方向の厚みが薄いほど反磁場Nは大きくなり、逆にパーミアンス係数Pcは小さくなる。 パーミアンス係数Pcと反磁場係数Nの間には、次のような関係が成立つ。 Pc = (1-N)/N
※この「パーミアンス係数」の解説は、「磁性体」の解説の一部です。
「パーミアンス係数」を含む「磁性体」の記事については、「磁性体」の概要を参照ください。
- パーミアンス係数のページへのリンク