パリアタイプの犬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/14 15:25 UTC 版)
パリアタイプの犬というのは、上記のようなインドのパリア犬のような特徴を備えた犬のことを指す。世界の多くのパリア犬は改良などによって別の犬種へ転身したが、それが棄てられたり逃げ出したりして先祖がえりをすることによって元の姿に戻る事がある。これにより誕生した犬のことをパリアタイプの犬という。野生化によってパリアタイプの犬になった野良犬は世界中に存在する。日本列島では縄文時代に猟犬と考えられている体高45センチメートルから40センチメートルの縄文犬が存在しているが、弥生時代には縄文犬とは別にユーラシア大陸から渡来したと考えられている弥生犬が出現する。弥生犬は額段(ストップ)が縄文犬とは異なるパリア犬と近縁の犬種の影響で、多くのパリアタイプの犬が存在している。 パリアタイプの犬も病気に強く、適応力に富む強い生命力を持っている。この性質はパリアタイプの犬をペットにしても失われる事が無く、かなりの長命で飼育下での平均寿命は12~16年くらいである。前にも述べたように適応力が強いため、野良の成犬でもすこしのしつけさえすれば一般家庭での飼育が可能である。
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