パトリックサンドバルとは？わかりやすく解説

パトリック・サンドバル
*Patrick Sandoval*
ボストン・レッドソックス #43
	ロサンゼルス・エンゼルス時代 ; （2023年5月14日）
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	カリフォルニア州ミッションビエホ
生年月日	1996年10月18日（28歳）
身長; 体重	6' 3" ＝約190.5 cm; 190 lb ＝約86.2 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	投手
プロ入り	2015年 MLBドラフト11巡目
初出場	2019年8月5日
年俸	$5,500,000（2025年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ミッションビエホ高等学校（英語版）; ロサンゼルス・エンゼルス (2019 - 2024); ボストン・レッドソックス (2025 - );
国際大会
代表チーム	メキシコ
WBC	2023年
	この表について

パトリック・ジョーダン・サンドバル（Patrick Jordan Sandoval, 1996年 10月18日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ミッションビエホ出身のプロ野球選手（投手）。左投左打。MLBのボストン・レッドソックス所属。

経歴

プロ入りとアストロズ傘下時代

2015年のMLBドラフト11巡目（全体319位）でヒューストン・アストロズから指名され、プロ入り。なお、契約しない場合は南カリフォルニア大学へ進学の予定であった。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・アストロズでプロデビュー。6試合に先発登板して0勝3敗、防御率6.08、11奪三振を記録した。

2016年はアパラチアンリーグのルーキー級グリーンビル・アストロズ（英語版）でプレーし、13試合（先発8試合）に登板して2勝3敗、防御率5.30、51奪三振を記録した。

2017年はA-級トリシティ・バレーキャッツ（英語版）、A級クアッドシティーズ・リバーバンディッツ（英語版）、A+級ビューズクリーク・アストロズでプレーし、3球団合計で14試合（先発11試合）に登板して3勝4敗1セーブ、防御率4.09、78奪三振を記録した。

2018年はA級クアッドシティーズとA+級ビューズクリークでプレーした。

エンゼルス時代

2018年7月26日にマーティン・マルドナードとのトレードで、インターナショナル・ボーナス・プール（海外選手契約金枠）を介してロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した^[2]。移籍後は傘下のA+級インランド・エンパイア・66ers（英語版）とAA級モービル・ベイベアーズでプレーし、移籍前を含めた4球団合計で26試合（先発20試合）に登板して11勝1敗2セーブ、防御率2.06、145奪三振を記録した。

2019年は開幕をAA級モービルで迎え、AAA級ソルトレイク・ビーズを経て8月5日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした^[3]。同日のシンシナティ・レッズ戦でメジャーデビュー^[4]。この年メジャーでは10試合（先発9試合）に登板して0勝4敗、防御率5.03、42奪三振を記録した。

2021年は開幕からまずまずの成績を残し、7月24日のミネソタ・ツインズ戦では8.1回に渡ってノーヒットノーランを継続する快投を演じた。14試合の先発登板で防御率3.62と好投していたが、8月18日に腰の手術で残りのシーズンを全休することになった^[5]。

2022年は開幕から1度も故障者リスト入りせずにエースの大谷翔平と共に先発陣の柱として奮闘。打線の援護に泣いて負け越したものの27試合の先発登板で防御率2.91とキャリアハイの成績を残した。

2023年はシーズン開幕前の3月に開催された第5回WBCのメキシコ代表に選出をされた^[6]。WBCでは2試合に登板して7 1/3イニングを投げ、防御率1.23、8奪三振を記録し、オールWBCチームに選出された^[7]。

2024年6月24日に左手の尺側側副靱帯を痛めて手術を受け、シーズン残りの試合を全休した^[8]。オフの11月22日にノンテンダーFAとなった^[9]。

レッドソックス時代

2024年12月22日にボストン・レッドソックスと2年総額1825万ドルの契約を結んだ^[10]。内訳は2025年が550万ドル、2026年が1275万ドルとなる^[10]。

選手としての特徴

球種は多彩で、スライダー・チェンジアップ・シンカーを得意球としている^[11]。

緩急をつけて強い打球を打たせないことを持ち味としており、2021年の平均被打球速度は137.4km/hを記録し、MLBの上位3%に入った^[12]。フォーシームの平均球速は約150km/hと先発投手の平均レベルだが、2022年は被打率.355と振るわず、投球比率を低く（23.0%）している^[11]。

制球力に課題はあるものの、2022年の対左打者の被打率は.151と、MLBトップレベルの成績を残している^[13]。

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	無四球	勝利	敗戦	セ丨ブ	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
2019	LAA	10	9	0	0	0	0	4	0	.000	169	39.1	35	6	19	0	1	42	4	1	22	22	5.03	1.37
2020		9	6	0	0	0	1	5	0	.167	159	36.2	37	10	12	0	0	33	2	0	26	23	5.65	1.34
2021		17	14	0	0	0	3	6	1	.333	363	87.0	69	11	36	0	4	94	3	0	38	35	3.62	1.21
2022		27	27	1	1	1	6	9	0	.400	638	148.2	139	8	60	0	5	151	6	0	56	48	2.91	1.34
2023		28	28	0	0	0	7	13	0	.333	652	144.2	145	12	74	2	4	128	5	0	89	66	4.11	1.51
MLB：5年		91	84	1	1	1	17	37	1	.315	1981	455.4	425	47	201	2	14	448	20	1	231	194	3.83	1.37

2023年度シーズン終了時

WBCでの投手成績

年度	代表	登板	先発	勝利	敗戦	セ｜ブ	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	奪三振	暴投	ボ｜ク	失点	自責点	防御率
2023^[14]	メキシコ	2	2	0	0	0	30	7.1	6	0	3	0	8	0	0	1	1	1.23

年度別守備成績

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2019	LAA	10	2	4	1	0	.857
2020		9	1	5	1	0	.857
2021		17	3	7	0	0	1.000
2022		27	7	14	0	1	1.000
2023		28	7	20	2	0	.931
MLB		91	20	50	4	1	.946

2023年度シーズン終了時

表彰

国際大会

オールWBCチーム：1回（投手部門：2023年）

背番号

43（2019年 - ）

代表歴

2023 ワールド・ベースボール・クラシック・メキシコ代表

脚注

^ “Patrick Sandoval Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2025年5月30日閲覧。
^ Brian McTaggart (2018年7月26日). “Astros acquire Maldonado from Angels” (英語). MLB.com. 2020年8月16日閲覧。
^ Dylan A. Chase (2019年8月5日). “Angels Promote Patrick Sandoval” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月16日閲覧。
^ “Los Angeles Angels at Cincinnati Reds Box Score, August 5, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年8月16日閲覧。
^ “Angels’ Patrick Sandoval suffers potentially season-ending lower back injury” (英語). Orange County Register (2021年8月18日). 2021年9月14日閲覧。
^ Thomas, Harrigan (2023年2月10日). “Arozarena, Kirk highlight talented Mexico roster” (英語). MLB.com. 2025年2月14日閲覧。
^ Axisa, Mike (2023年3月22日). “2023 All-WBC team: Shohei Ohtani selected at two positions; Mike Trout, Trea Turner, Randy Arozarena make cut” (英語). CBSSports.com. 2025年2月14日閲覧。
^ “Torn UCL ends Angels starter Sandoval's season” (英語). ESPN.com (2024年6月24日). 2024年12月23日閲覧。
^ “Angels non-tender Sandoval, three others ahead of deadline” (英語). MLB.com. 2024年12月23日閲覧。
^ ^a ^b “Red Sox Sign Patrick Sandoval” (英語). MLB Trade Rumors (2024年12月23日). 2024年12月23日閲覧。
^ ^a ^b “Patrick Sandoval Statcast”. Baseball Savant. MLB Advanced Media. 2023年3月20日閲覧。
^ “2021 Pitcher Avg.Exit Velocity”. Baseball Savant. MLB Advanced Media. 2023年3月20日閲覧。
^ “2022 Avg. against Left-handed Hitters”. Baseball Savant. MLB Advanced Media. 2023年3月20日閲覧。
^ 2023 WBC Player Pitching StatsMLB.com 2023年4月7日閲覧

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、Baseball-Reference (Register)
Patrick Sandoval stats MiLB.com （英語）
パトリック・サンドバル (@P_Sandoval16) - X（旧Twitter）
パトリック・サンドバル (@psandy.43) - Instagram

この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。

[1] “Patrick Sandoval Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2025年5月30日閲覧。

[2] Brian McTaggart (2018年7月26日). “Astros acquire Maldonado from Angels” (英語). MLB.com. 2020年8月16日閲覧。

[3] Dylan A. Chase (2019年8月5日). “Angels Promote Patrick Sandoval” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月16日閲覧。

[4] “Los Angeles Angels at Cincinnati Reds Box Score, August 5, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年8月16日閲覧。

[5] “Angels’ Patrick Sandoval suffers potentially season-ending lower back injury” (英語). Orange County Register (2021年8月18日). 2021年9月14日閲覧。

[6] Thomas, Harrigan (2023年2月10日). “Arozarena, Kirk highlight talented Mexico roster” (英語). MLB.com. 2025年2月14日閲覧。

[7] Axisa, Mike (2023年3月22日). “2023 All-WBC team: Shohei Ohtani selected at two positions; Mike Trout, Trea Turner, Randy Arozarena make cut” (英語). CBSSports.com. 2025年2月14日閲覧。

[8] “Torn UCL ends Angels starter Sandoval's season” (英語). ESPN.com (2024年6月24日). 2024年12月23日閲覧。

[9] “Angels non-tender Sandoval, three others ahead of deadline” (英語). MLB.com. 2024年12月23日閲覧。

[:0-10] “Red Sox Sign Patrick Sandoval” (英語). MLB Trade Rumors (2024年12月23日). 2024年12月23日閲覧。

[savant-11] “Patrick Sandoval Statcast”. Baseball Savant. MLB Advanced Media. 2023年3月20日閲覧。

[12] “2021 Pitcher Avg.Exit Velocity”. Baseball Savant. MLB Advanced Media. 2023年3月20日閲覧。

[13] “2022 Avg. against Left-handed Hitters”. Baseball Savant. MLB Advanced Media. 2023年3月20日閲覧。

[14] 2023 WBC Player Pitching StatsMLB.com 2023年4月7日閲覧

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

[9]

[10]

[11]

[12]

[13]

[14]

表話編歴ボストン・レッドソックスロースター
投手	71 ホルヘ・アルカラ 66 ブライアン・ベイオ 83 ブレナン・バーナーディーノ（英語版） 0 ウォーカー・ビューラー 68 ニック・バーディ（英語版）（故障者リスト） 44 アロルディス・チャップマン 50 カッター・クロフォード（故障者リスト） 64 クーパー・クリスウェル 35 ギャレット・クロシェ 73 ハンター・ドビンズ 80 リチャード・フィッツ 54 ルーカス・ジオリト 99 ルイス・ゲレーロ（英語版） 31 リアム・ヘンドリックス（故障者リスト） 89 タナー・ハウク（故障者リスト） 76 ザック・ケリー（英語版） 72 クリス・マーフィー（英語版）（故障者リスト） 67 ザック・ペンロッド（英語版） 93 ルイス・ペラレス（英語版） 43 パトリック・サンドバル（故障者リスト） 63 ジャスティン・スレイテン（故障者リスト） 57 グレッグ・ワイサート 22 ギャレット・ウィットロック 32 ジャスティン・ウィルソン 25 ジョシュ・ウィンコウスキー
捕手	75 カルロス・ナルバエス 12 コナー・ウォン
内野手	2 アレックス・ブレグマン（故障者リスト） 28 クリスチャン・キャンベル 36 トリストン・カサス（故障者リスト） 11 ラファエル・デバース 23 ロミー・ゴンザレス 5 ボーン・グリソム 17 デビッド・ハミルトン 39 マーセロ・マイヤー 3 セダン・ラファエラ 20 ニック・ソガード（英語版） 10 トレバー・ストーリー 29 エイブラハム・トロ
外野手	52 ウィルヤー・アブレイユ（故障者リスト） 48 ロマン・アンソニー 16 ジャレン・デュラン 40 ネイト・イートン 91 ジョスティンクソン・ガルシア（英語版） 30 ロブ・レフスナイダー 7 吉田正尚（故障者リスト）
監督・コーチ	21 アレックス・コーラ（監督） 60 ラモン・バスケス（ベンチコーチ） 62 ピーター・ファトシ（英語版）（打撃コーチ） 88 ディロン・ローソン（英語版）（打撃コーチ補佐） 85 ベン・ローゼンタール（英語版）（打撃コーチ補佐） 53 アンドリュー・ベイリー（投手コーチ） 58 ホセ・フローレス（英語版）（一塁コーチ） 84 カイル・ハドソン（英語版）（三塁コーチ） 59 クリス・ホルト（英語版）（ブルペンコーチ） 33 ジェイソン・バリテック（ゲームプランニングコーディネイター） 86 パーカー・グイン（捕手インストラクター兼ブルペン捕手） 90 チャーリー・マッデン（ブルペン捕手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2025年6月14日更新

表話編歴野球メキシコ代表 - 2023 ワールド・ベースボール・クラシック
監督	30 ベンジー・ギル
コーチ	9 ビニー・カスティーヤ（ベンチコーチ） 18 ジェイコブ・クルーズ（打撃コーチ） 70 ボビー・マガヤネス（打撃コーチ） 12 ギル・ベラスケス（一塁コーチ） 21 トニー・ペレジカ（三塁コーチ） 15 ホラシオ・ラミレス（ブルペンコーチ）
投手	7 フリオ・ウリアス（途中離脱） 14 ジョジョ・ロメロ 16 サムエル・サスエタ 23 エルビエル・アルメンタ 33 ジェラルド・レイエス 43 パトリック・サンドバル 46 セサル・バルガス 48 ジェイク・サンチェス（英語版） 49 ヘスス・クルーズ（英語版） 50 マニー・バレダ（英語版） 53 ロエル・ラミレス（英語版）（途中参加） 55 エイドリアン・マルティネス（英語版） 59 ホセ・ウルキディ 65 ジオバニー・ガジェゴス 77 ハビエル・アサド 85 ルイス・セッサ（途中離脱） 99 タイフアン・ウォーカー
捕手	15 オースティン・バーンズ 51 アレクシス・ウィルソン（英語版）
内野手	3 ルイス・ウリアス 11 ロウディ・テレス 13 アラン・トレホ 17 イサーク・パレデス 32 ジョーイ・メネセス 38 ロベルト・バレンズエラ 62 ジョナサン・アランダ
外野手	2 ジャレン・デュラン 5 アレク・トーマス 24 ホセ・カルドナ（英語版） 27 アレックス・ベルドゥーゴ 56 ランディ・アロサレーナ

表話編歴 2023 ワールド・ベースボール・クラシック表彰選手
大会MVP	大谷翔平
優秀選手	投手：大谷翔平, ミゲル・ロメロ, パトリック・サンドバル捕手：サルバドール・ペレス一塁手：張育成二塁手：ハビアー・バエズ三塁手：ヨアン・モンカダ遊撃手：トレイ・ターナー外野手：ランディ・アロサレーナ, マイク・トラウト, 吉田正尚指名打者：大谷翔平
1次R MVP	台中 : 張育成東京 : 大谷翔平フェニックス : ランディ・アロサレーナマイアミ : サルバドール・ペレス

パトリックサンドバルとは？わかりやすく解説