パウル・バドゥラ・スコダとは? わかりやすく解説

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パウル・バドゥラ=スコダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/07 07:11 UTC 版)

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パウル・バドゥラ=スコダ
基本情報
生誕 (1927-10-06) 1927年10月6日
出身地 オーストリアウィーン
死没 (2019-09-25) 2019年9月25日(91歳没)
学歴 ウィーン音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 ピアニスト音楽学者
担当楽器 ピアノ

パウル・バドゥラ=スコダ(Paul Badura-Skoda, 1927年10月6日 ウィーン - 2019年9月25日 ウィーン[1] )は、オーストリアピアニスト音楽学者イェルク・デームスフリードリヒ・グルダとともに、いわゆる「ウィーン三羽烏」のひとり。

経歴

1945年からウィーン音楽院に学び[2]1947年にオーストリア音楽コンクールに優勝し、その結果エトヴィン・フィッシャーの薫陶を受ける。1949年ヴィルヘルム・フルトヴェングラーヘルベルト・フォン・カラヤンらといった著名な指揮者と共演する。1950年代には、米国日本を訪れた。

録音数は膨大で、200点以上に達するが、ウィーン古典派、とりわけモーツァルトベートーヴェンシューベルトの専門家である。自筆譜や歴史的楽器の蒐集家としても有名。エファ夫人ともども碩学をもって名高く、揃って『新モーツァルト全集』において、ピアノ協奏曲第17番第18番第19番の校訂者を務めた。

1976年、オーストリア政府よりオーストリア科学芸術功労賞を授与。また、マンハイム大学より名誉教授の称号を授与されている。

2019年9月25日にウイーンの自宅で死去したことが、レコード会社Gramolaの公式サイトで公表された[3]

著書

単著

  • Bach-Interpretation : die Klavierwerke Johann Sebastian Bachs, (Laaber-Verlag, 1990)
    今井顕監訳、松村洋一郎・堀朋平訳『バッハ 演奏法と解釈 ピアニストのためのバッハ』(全音楽譜出版社、2008年)

共著

  • Mozart-Interpretation, with Eva Badura-Skoda, (Deutscher Verlag fur Musik, 1957)
    渡辺護訳『モーツァルト 演奏法と解釈』(音楽之友社、1963年)

脚注

  1. ^ ピアニストのバドゥラスコダさん死去 来日予定目前に:朝日新聞デジタル” (日本語). 朝日新聞デジタル(2019年9月26日). 2019年9月26日閲覧。
  2. ^ 著者吉澤ヴィルヘルム、発行者矢野恵二『ピアニストガイド』株式会社青弓社、印刷所・製本所厚徳所、2006年2月10日、212ページ、ISBN 4-7872-7208-X
  3. ^ Senoner, nea Senoner KEG | Arno. “In Memoriam: Paul Badura-Skoda” (英語). Gramola Vienna. 2019年9月26日閲覧。

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