バレンツシャフ級哨戒艦とは? わかりやすく解説

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バレンツシャフ級哨戒艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/28 03:40 UTC 版)

バレンツシャフ級哨戒艦
基本情報
艦種 哨戒艦
就役期間 2009年8月~
前級 「ハーシュタ」(W318)
要目
排水量 3,200トン
全長 93.2メートル (306 ft)
最大幅 16.6メートル (54 ft)
吃水 6.2メートル (20 ft)
機関方式 ベルゲンB32ディーゼルエンジン×1基
三菱GS16R-MPTKガスエンジン×3基
三菱GS12R-MPTKガスエンジン×1基
出力 ディーゼル時: 4000kW
ガス時: 3237 kW
速力 ガス時: 16.5ノット
ディーゼル時: 18.5ノット
ディーゼル+ガス時: 20ノット以上
乗員 士官8人+曹士8人
最大40人
兵装 ボフォース 40mm機関砲
特殊装備 ロールスロイス製巻き上げ機(ブレーキ許容容量250トン)
デッキ・クレーンSWL 6.3 m・伸展時に8トン
その他 110t牽引可能
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バレンツシャフ級哨戒艦英語: Barentshav-class offshore patrol vessel)はノルウェー沿岸警備隊哨戒艦(OPV)。同艦級で3隻が建造されており、排他的経済水域の監視と救助や航行不能のタンカーなどを牽引する任務を負う。

概要

船体は Vik-Sandvik がVS 794 CGVとして設計してMyklebust Verftで建造され沿岸警備隊のRemøy Managementで運行される予定である。高速時には、従来通りに軽油を燃料とするディーゼルエンジンによって直接に推進器を駆動するが、低速時には、液化天然ガス(LNG)を燃料とするガスエンジンを利用したガス・エレクトリック方式を使用する。天然ガスを燃料とする事で沿岸警備隊の同規模の船に比べて窒素酸化物の排出量を90%、二酸化炭素は20%削減できる事が見込まれる。またバレンツシャフ級は北大西洋条約機構潜水艦救助システムを備える準備がされている。

2009年8月にはネームシップ「バレンツシャフ」が「チーフテン」を更新して就役し、また2010年には「ベルゲン」が「トロムソ」を、「ソルトラン」が「シュタルバス」をそれぞれ更新して就役した。

同型艇一覧
# 艇名 就役 備考
W340 バレンツシャフ
KV Barentshav
2009年8月
W341 ベルゲン
KV Bergen
2010年4月
W342 ソルトラン
KV Sortland
2010年7月

参考文献

外部リンク

関連項目




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