バハイ教に関するペルシア語ラテン文字化
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「ペルシア語のラテン文字表記法」の記事における「バハイ教に関するペルシア語ラテン文字化」の解説
ショギー・エフェンディーが定めた、バハイ教に関する用語のラテン文字表記システムは1923年3月12日に一般文書で示された。バハイ教の翻字スキームは1894年9月にジュネーヴで開催された第10回国際東洋学者会議によって採択された方法に基づいている。ショギー・エフェンディーは会議で採択された方法に若干の変更を加えた。特筆すべきものとしては二重音字の使用 (例:šの代わりにshを使用) やal- (アラビア語: ال)の後に太陽文字が来た場合、発音に則し表記を変更する点 (例:al-Rahim, al-Saddiqの代わりにar-Rahim, as-Saddiqを使用) などを導入した。 この翻字方法はUniPersとは大きな隔たりがあり、特に母音の表記において顕著である。例えば、UniPers表記における"Tehran"は多くのバハイ教の翻字では"Tihran"となる。バハイ教の殉教者で女性人権活動家のターヘレの名前において、UniPersの翻字では「Tahereh」となるが、バハイ教の書物ではTáhirihであり決して「Tahereh」と表記されることはない。Taherehのようなケースにおいて「i」を使用することは、バハイ教のラテン文字表記システムが現代イランの国語発音よりもむしろペルシア語の表記に忠実であることを強調していると見られている。バハイ教によるペルシア語のラテン文字表記法に関する詳しい紹介は通常バハイ教の書物に見ることができる。
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