バッドフィンガーによる演奏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 05:16 UTC 版)
「カム・アンド・ゲット・イット (曲)」の記事における「バッドフィンガーによる演奏」の解説
1969年8月2日、マッカートニーは当時アイヴィーズの名前で活動していたバッドフィンガーに対してデモ音源を提出。マッカートニーは彼らに「デモ音源と同じように演奏してくれ」と指示。それに対してバンド側は「僕ら流にアレンジしたい」と申し出たが、マッカートニーは「これが絶対的に正しいアレンジだ。間違いなくヒットするから変えないでくれ」と拒否した。 ボーカルは、メンバー4人に「カム・アンド・ゲット・イット」を唄わせ、オーディション形式でリード・ボーカルを選んだ。最終的にリード・ボーカルにはトム・エヴァンズが選ばれた。このバッドフィンガー版は、ピーター・セラーズとリンゴ・スター主演の映画『マジック・クリスチャン』のオープニングテーマに使用され、エンドクレジットではストリングス・バージョンが使用された。 シングルは、イギリスでは1969年12月5日にアップル・レコードから発売されたが、アメリカでは1970年1月12日まで発売されなかった。全英シングルチャートでは最高位4位、アメリカのBillboard Hot 100では最高位7位を記録し、バンドのヒット・シングルとなった。なお、シングルのリリースを前にベーシストのロン・グリフィスが脱退した。 1978年に新たにレコーディングされた音源がK-telより発売されたが、こちらでもエヴァンズがリード・ボーカルを担当している。
※この「バッドフィンガーによる演奏」の解説は、「カム・アンド・ゲット・イット (曲)」の解説の一部です。
「バッドフィンガーによる演奏」を含む「カム・アンド・ゲット・イット (曲)」の記事については、「カム・アンド・ゲット・イット (曲)」の概要を参照ください。
- バッドフィンガーによる演奏のページへのリンク