バッタ科
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バッタ科(バッタか、Acrididae)は、昆虫綱バッタ目バッタ亜目の下にある科であり、1万種余りが知られている。バッタ目の中でも中心を占める科である。群生して蝗害をもたらすバッタの全てがバッタ科に属する(ただし、全てのバッタ科が群生行動するわけではない)。バッタ科のバッタは比較的短くて太い触角を持ち、鼓膜 (Tympanal organ) が腹部の両脇にある。
- ^ ITIS Catalogue of Life: 2008 Annual Checklist Archived 2009年1月15日, at the Wayback Machine.
バッタ科
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トノサマバッタ Locusta migratoria 体長は4cm - 7cmほどの大型のバッタで、体色は緑色系の個体と褐色系の個体とがある。草原や空き地などでよく見られる代表的なバッタである。成虫は翅を使ってよく飛び回る。漢名は大蝗。 クルマバッタ Gastrimargus marmoratus 体長は4 - 6cmほど。トノサマバッタに似ているが一回り小さい。後翅の中ほどに黒い帯もようがあり、羽ばたいて飛び立つとこれが車輪のようにみえることからこの和名がついた。漢名は車蝗。 ショウリョウバッタ(ショウジョウバッタ) Acrida cinerea 頭が三角形に前方にとがっている。オスは体長5cmほどだが、メスは体長8cmほどもあり、オスとメスでは体の大きさが極端に違うのも特徴である。オスはよく飛び、羽ばたいて飛び立つ際に、翅を打ち合わせて「キチキチキチッ」と鳴く。メスはあまり飛ばず、ジャンプ力も強くはない。オスにはキチキチバッタ、メスにはハタオリバッタの別名がある。この違いを天地霄壤(テンチショウジョウ)に例えたこと、また成虫が旧盆(精霊祭)の時季に姿を見せることが名前の由来になっている。漢名は長頭蝗。 ショウリョウバッタモドキ(ショウジョウバッタモドキ) Gonista bicolor 5cmぐらいで草原にいてショウリョウバッタとイナゴを合わせたような姿をしている。
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