ハリソン位相
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/09 00:18 UTC 版)
ハリソン位相 (Harrison topology) は実体 F に入る順序付け(正錐)全体の成す集合 XF 上の位相である。各順序は乗法群 F∗ から {±1} の上への群準同型と見なすことができる。二元群 {±1} には離散位相を入れ、配置集合 ±1F には積位相を入れると、XF 上の部分空間の位相が誘導される。ハリソン集合 (Harrison set) H(a) = {P ∈ XF : a ∈ P} はハリソン位相の準開基を成す。直積位相空間 ±1F はブール空間(つまりコンパクトハウスドルフかつ完全不連結な位相空間)で、XF はその閉部分集合、従ってそれ自身ブール空間を成す。
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